【団体の名称】一般社団法人平和村ユナイテッド(英語名称:Peace Village United)
【設立】2019年5月7日
【法人格】一般社団法人(2019年5月16日登記)
【役員】理事3名、監事1名(役員紹介はこちらをご参照ください)
【定款】こちらをご参照ください。
【活動の背景】
世界には、残念ながら数多くの紛争が存在します。武装した集団同士が戦うといったような戦闘に加え、一般市民や市街地、民間の物をも標的にするような攻撃も起こっているほか、紛争や戦闘が実際に起こっていないような地域や国でも武装攻撃が起こるなどしています。多くの人びとの命や暮らしが脅かされており、紛争にかかわる問題は地球規模の問題となっています。
こうした状況に対し、世界は適切な対応ができているとはいえません。力や利害関係の優先、不寛容、武力による解決の選択、あるいは無関心などから、紛争を解決することができず、むしろ紛争を悪化させるような状況も見られます。
こうした中、紛争を止めようとしても、紛争を進める力が強く、抗えなくなってしまうことも多くあります。とりわけ個々の力では紛争を止めることは難しく、個が孤立してしまい、紛争に抗うこともできない状況、また個々の力では、紛争やそのきっかけとなるものを見過ごしてしまい、それらを防ぎえない状況も存在します。紛争を止めるために人びとはできるだけ力を合わせる必要があります。
一方で私たちの社会、世界は広く、多様、複雑であるため、限られた特定の場だけに結集するというよりは、人びとが存在する様ざまなコミュニティにおいて、それぞれに適切で現実的な形で、迅速に、あるいは未然に紛争に対応する必要があります。その上で、個々のコミュニティがさらにつながりあえば、より大きな力になっていくことができます。
したがって私たちは、以下のように活動を行います。
【活動目的】
世界に数多くの紛争が存在し、多くの命や暮らしが脅かされている現状に鑑み、平和な社会、紛争なき社会をつくること、守ること。
【活動内容】
- 平和なコミュニティ(平和村)を、力を合わせてつくる、守る活動。(非暴力・争い解決・平和的な自己実現・社会活動・共生・権利保護・民主的な仕組みについての学び合い・意識啓発・実践・働きかけ・提言の取り組みなど。)
- 平和のために、そうしたコミュニティ間で物理的、技術的、精神的に支えあうといった連帯の活動(平和村連帯)。(1.の取り組みとしても含まれる。)
【団体名】
団体名の「平和村ユナイテッド」にはこうした活動目的や内容の意味を込めました。ここでいう「村」は、人びとが存在する様ざまなコミュニティ(地域、社会、集まり、そして広くは国、世界など)を比喩的に表しています。
【団体設立までの経緯】
この団体の設立メンバーはこれまで同じNGO(日本国際ボランティアセンター(JVC))で、アフガニスタンにおける平和のための活動を行ってきました。とりわけ、人びとの基本的な生活空間である地域社会が平和のコミュニティとなることを認識し、地域社会における争いごとの解決についての学び合い、地域からの暴力排除など住民による様ざまな平和の取り組み、そうした活動を行う地域間の学び合いのための相互訪問や連帯などをサポートしてきました。合わせて、市民に紛争被害が及んでいることへの抗議や、和平や停戦のための様ざまな提言活動を行ってきました。
上述のような紛争に関する世界の状況に鑑み、アフガニスタンに関するこれまでの活動を他の地域にも広げ、また発展させていくために、この団体を設立しました。
【今後の活動予定】
当面は、パキスタンにおける地域社会の平和のための青少年を中心とする取り組みのサポート、そうしたパキスタンでの取り組みとアフガニスタンの地域社会における平和の取り組みとの連携、紛争に対抗するための様ざまなテーマでの提言活動などを行っていきます。
【ロゴについて】
円内は平和な「村」(コミュニティ・広くは世界)の様子を、また円自体は「村」の団結の様子を、雲や山から流れ広がる水辺は越境や連帯を表します。
はんこ風、また宝船風(なんとなく、帆を張った舟のよう)の日本風テイストは、日本発のNGOを表しています。宝船が平和に向けて航行しています。
【FB】こちらをご参照ください。
【Twitter】こちらをご参照ください。
【活動・会計報告】こちらをご参照ください。