活動

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アフガニスタンでの活動

アフガニスタン・ピースアクション!‐平和教育と地域住民による平和の取り組み支援‐(2020年4月開始)

【活動の背景】
 数十年にもわたり紛争下にあるアフガニスタン。近年では、政府・外国軍とタリバンとの戦闘が拡大、様々な武装勢力も存在し、各地有力者の再武装化なども指摘されています。そうした中、2020年2月末、米国とタリバンとで、アフガニスタンを米国などへの攻撃の拠点としないことや米軍撤退などに向けた合意がむすばれたものの、戦闘は続いており、政府とタリバンとの停戦や和平がなされたわけではありません。治安悪化への強い懸念も存在しています。
 こうした紛争の背景かつ結果として、暴力が身近に存在する環境があげられます。家庭や地域社会にも銃や暴力が蔓延しています。地域での争いに武装勢力が加わり、より大きな暴力につながることもあります。こうした影響は子どもたちにも及んでおり、戦うことを教えられるような環境も存在しています。
 地域に生きる市民自身によっても、暴力の連鎖が断ち切られる必要があります。また近年の状況からも、特定の勢力に属するわけではない市民による平和活動が、より一層、求められています。厳しい環境に置かれながらも、そうした平和活動は存在しており、それを内外から支える必要性が増しています。
 こうした状況も踏まえて、当団体では、アフガニスタン人が運営する団体自身が、平和への強い思いから、発案、実施している下記の活動に協力し、ともに実施いたします。

【活動期間】2020年4月~2021年3月(その後も継続予定)
【活動場所】アフガニスタン東部ナンガルハル県

【アフガニスタン現地パートナー団体】

Your Voice Organization(YVO):日本国際ボランティアセンター(JVC)アフガニスタン事務所が現地法人化し(2019年3月)、JVCの現地スタッフであったアフガニスタン人自身が運営する団体。その後も、JVCとともに平和活動と識字教育の活動を実施。2020年度からは平和活動については当団体がパートナーとなります。(YVO:www.yourvoice.org.af JVC:https://www.ngo-jvc.net/ YVO現地法人化の経緯:https://www.ngo-jvc.net/jp/notice/2019/04/20190412-localization-afghanoffice.html

【活動目的】
・意識変容:問題解決において暴力にうったえるべきでないとの意識が喚起される。
・行動変容:意識喚起を通じ、市民として、平和・非暴力のための自主的な取り組みが行われるようになる。

【活動内容】

①平和や非暴力に関する冊子の作成と活用:
家庭や地域での争いの解決、市民がそれぞれの立場で果たすべき役割など身近な事例を紹介。地域に配布。1つ目(ブックレット)は過去使用のものを、活動地域・対象者拡大に伴い、増刷。2つ目(マガジン)は過去の実績や成功事例(地域での紛争解決、アドボカシー活動、女性たち自身の要請による平和の学び合い実施)などを紹介したもの。

「ピースブックレット」完成!についてはこちら

②地域の平和活動担当者へのトレーナーとしてのトレーニング(Training of Trainer: TOT)
活動を実施する各地域から平和活動担当者を選び、これまでYVOが主に担ってきた、地域での平和と非暴力の学び合い活動を、地域の担当者自身が行えるように、トレーナーとしてのトレーニング(ToT)を実施する。

⇒ ToTの様子はこちら

③平和や非暴力の学び合い:

• 参加者は、青年、女性、子ども、地域指導者ほかを対象とし、地域の平和活動担当者が選ぶ。
• 内容:平和や非暴力に関する知識を行動に移すための学び合い。紛争や暴力の問題は家庭や地域など身近なところからも起こっているという観点から、主に地域や家庭での問題や解決を扱う。
• 内容の例:個人・家庭・社会レベルでの平和・紛争・暴力などの定義や原因、諸感情(差別・嫉妬・憎悪・疑念・愛情など)が幸福に与える影響、コミュニケーションや物事の解決方法、家族内での暴力防止・解決、教育が家庭の幸福に与える効果など。
• 日常生活での課題に効果的に対処するための幅広い技術(協力・交渉・コミュニケーション・意思決定・問題解決・感情対処・自己認識・リスク認識など)を伝える。
• 手法としては、①の冊子の使用のほか、争い解決事例の共有や励まし合いなど参加者間の協力、学んだ内容の家族や地域への発信・普及を行う。学び合いでは、説明形式、参加者自身によるプレゼンテーション、グループワーク、ロールプレイなどを組み合わせて用いる。

⇒ 「人びとが語る「戦争・争い・暴力」そして「平和」」(学び合いから)はこちら

④平和ワークショップ(地域間経験共有)
多様な地域の住民、宗教指導者、政府関係者、関係NGOなどが集まり、発表やグループワークを通じて学び合い、どのように平和をつくるか意見交換。

⑤ アドボカシー研修
住民自身がアドボカシー(啓発・提言・キャンペーン活動など)を行っていくための能力強化研修。平和と非暴力の学び合いでの積極的な活動メンバーが対象。そうしたアドボカシーの対象は、住民の意思に基づくもので、おもちゃの銃の禁止、学校での体罰の禁止、女性の教育と平和構築における女性の役割など。

⑥ 住民の自主的な平和活動
住民自身の発案によって、住民自らが平和活動の実施ができるよう、技術的、物理的、精神的に支援を行う。そうした平和活動の例として、平和のためのスポーツイベント、何らかの平和キャンペーン、暴力に向かいやすい環境の抑止、子どもの体罰禁止など。

⑦ 平和のアート大会
参加者各自が考える平和とは何かについて話し合いもしながらアート作品として表現し、地域の人々に見てもらえるように学校やコミュニティ・センターなどの壁にできるだけ長く掲示する。またプロのアーチストによる同様の平和のアートも展示する。

パキスタンでの活動

平和にユナイト!パキスタンにおける青少年の地域平和活動とアフガニスタンとの連帯(2019年10月開始)

【活動の背景】
 パキスタンもアフガニスタンも、長く続く紛争に苦しんでいます。両国国境付近には両国政府や米軍などの外国軍と戦闘を続ける様ざまな武装勢力が存在しています。両国市民とも戦闘や厳しい治安状況の犠牲となっており、このことがまた、暴力的な過激主義の影響を受けやすい状況にもつながりうるという悪循環にもなっています。
 青少年層はこうした影響を受けやすく、自爆攻撃の大多数が青少年によって行われているともいわれます。青少年にとって、平和的・非暴力的な形で感情を表
現、共有できる場、平和的な自己実現の場、平和的に他者と関わる場、平和的に社会(コミュニティ)参加する場がなければ、暴力や犯罪などに関わりかねないという大きなリスクがあります。
 そこで、青少年にこうした平和的な場を設け、また、自らが平和的な社会参加の活動を行うことで、さらに平和的な自己肯定につなげるとともに、社会の平和をつくるそうした活動自体を促進していく必要があります。
 また、パキスタンとアフガニスタンの両国間で、相手国側が自国の利益のために自分たちを攻撃する武装勢力を支援している、との相互非難も見られます。こうした中、両国間の交流や相互理解による信頼醸成と平和のための協力も必要です。よって、下記の活動の実施を予定しています。

【活動時期】
2019年9月₋2020年3月(初年度目)(2年度目以降も類似の活動を予定していますが、立案中です。)

【活動場所】
パキスタンのハイバル・パシュトゥンフワ州の州都ペシャワール (中心部ならびに地方部双方を含む)。(同州は紛争の影響を強く受けているアフガニスタンとの国境地帯の州。旧連邦部族直轄地域(FATA)を含む。)

【活動参加者】

・参加者は、現在はペシャワール(中心部・地方部双方)に居住するも、同州の様ざまな場所の出身者も含む。
・研修参加者:15-35歳の青少年男性100名+女性50名=150名。
・地域での社会活動プロジェクト参加者:男性500名+女性250名=750名
(計:900名)
・活動のインパクトがある人:活動参加者の家族(900*7=6,300)+地域全体(10,000)=16,300人

【活動目的】
暴力的な過激主義の影響を受けやすい青少年層が平和的な地域社会活動を実施することにより、平和をつくること。

【活動内容】

【活動1:準備活動】
① スタッフ雇用・研修、関係者への活動の導入的説明など。
⇒ スタッフミーティングの様子はこちら
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【活動2:関係者との協議】
② 青少年グループ(リーダー)との協議(10人/1グループが5グループ):プロジェクトについての説明、地域状況の聞き取り(暴力・紛争・原因・関係主体・平和に必要なもの・活動参加候補者などについて)、活動参加促進。協議をすることによって主体的に関わってもらう。
⇒ 青少年グループリーダーとの協議の様子はこちら
⇒ 現地訪問における協議の様子はこちら
③ 地域社会、市民社会、政府・地方行政関係者(教育や青少年関係省庁部署)、宗教指導者、メディア、研究者などとの協議(10回):プロジェクトについての説明と活動参加促進。青少年の意見を聞くことや、青少年のモチベーションを高めてもらうことなども要請。
⇒ 地域社会関係者との協議の様子はこちら

【活動3:青少年ワークショップ】
④ 研修に参加する青少年150名の選定と活動説明・参加促進:選定には地理的分布、ジェンダー、民族、宗教/宗派、(紛争による)障がい、年齢、個人的背景などを考慮。
⇒ 参加者の選定の様子はこちら

⑤ ワークショップ実施(5回):選定150名を対象とした、民主主義、平和構築、リーダーシップの研修。参加者の能力強化のため、グループワーク、ロールプレイ、プレゼンテーションなどの様ざまな手法を用いた参加型研修ワークショップを実施。
⇒ ワークショップ・マニュアルについてはこちら
⇒ ワークショップ開催の様子はこちら
⑥ その後、参加者を、それぞれの地域、技術、所属を考慮してグループに分け、地域での社会活動のためのアイデア共有を行い、活動プロジェクト案を作成する。
⑦ 青少年の地域社会関与に必要な人・資・機材などの準備、作成、提供。

【活動4:社会アクションプロジェクト-ユース・ピースアクション!】
⑧ メンター(助言者)がそれぞれの青少年グループに割り当てられ、グループと密接に協力し、地域での社会活動プロジェクト案の完成と実施をサポートする。
⑨ 青少年が地域社会に働きかける形でプロジェクトの実施を主導:プロジェクトは青少年自身の案によるものだが、考えられるものとして、青少年センターの設立、スポーツや文化のイベント開催、地域の争いごとの原因になりうるゴミ捨て場の清掃キャンペーン、地方選挙や地方行政への働きかけなどがある。
⑩ プロジェクト実施中、青少年、政治指導者、宗教指導者、政府当局およびメディアなどの間の調整と協力を発展させ、強化する。
⑪ 若者のオンラインでの効果的なキャンペーンとコミュニケーション能力の向上のための、映像・動画制作、ソーシャルメディア発信、グラフィックデザイン、デジタルおよびキャンペーン戦略のトレーニングセッションとメンタリングプログラムを通じ、青少年ネットワークを促進・強化。
⑫ 暴力の可能性をなくすために、平和と寛容を促進するための民主的な対話と議論のための場を提供。

アクション1:ピースディベート大会!の様子はこちら
アクション2:パキスタン-アフガンのユース対話の様子はこちら
アクション3:パシュトゥ詩文化の復興!の様子はこちら
アクション4:健康と衛生セッションの様子はこちら
アクション5:ピース☆ストリート・ペインティングの様子はこちら
アクション6:ピース☆ブッククラブ(読書会)!の様子はこちら
アクション7:薬物乱用にNO!キャンペーンの様子はこちら
アクション8:宗教・宗派間の共生と調和!ユースの役割!の様子はこちら
アクション9:グループハウス(養護施設)の子どもたちのサポート!の様子はこちら
アクション10:地域の集い場「ヒュジラ」(Hujra)の復興プロジェクト!の様子はこちら
アクション11:過激主義に対する宗教学者の見解に関する議論!の様子はこちら
アクション12:パシュトゥ社会における女性の教育!のようすはこちら
アクション13:女性☆職業訓練☆エンパワーメント☆変革☆平和!の様子はこちら
アクション14:地域で紛争解決!の様子はこちら
アクション15:イスラムにおける女性の権利!の様子はこちら

【活動5:アフガニスタンとの交流・平和のための両国間の連帯】
⑬活動に関わった青少年たちのネットワークの構築と、ソーシャルメディアやその他のコミュニケーションチャネルを通じて、アフガニスタンの青少年たちとの交流や連携・連帯を行う。

【パキスタン現地パートナー団体】
Sustainable Peace and Development Organization (SPADO):平和構築、青年のエンパワメント、教育、グッド・ガバナンス、武器管理・軍縮、緊急救援、貧困削減、市民社会のエンパワメント、調査分析などの分野で活動。

※ この活動は、一般財団法人大竹財団さま、公益財団法人庭野平和財団さま、立正佼成会一食平和基金さまのご助成、また、多くの皆さまのご寄付、ご支援によって実施いたしております。いただいておりますご助成、ご寄付、ご支援に心より感謝申し上げます。

 

日本国内での活動

ピースカードアクション!
平和のために現地との連帯のため、平和のメッセージをカードとして掲げるアクションを行っています