「平和資料センター」設立アクション!(パキスタン)

ペシャワールでの青年平和活動では、グループに分かれて平和に関する学びを行っています。学びを行った青年たちは、順次、青年自身の発案によるピースアクションを実施します。今年度のアクションが始まっています!まずは、「平和資料センター」設立アクションをご紹介!

青年たちはある地域での「平和資料センター」設立を目指し、まずは、設立に向けての話し合いを行いました。上記、話し合いの様子です!何だかカワイイ☆

センター設立の趣旨は以下!

◆背景:地域一帯は、過去に多くの暴力などに苦しんできた。特に青年たちは特定の勢力からの影響で道を誤らせられてきた。今なお、青年たちの学びのためのポジティブな場がない。また、雇用がないことから、ネガティブな思考に陥ったり、誤ったお金の稼ぎ方をしたりすることも多かった。

◆目的:平和資料センターを設立し、対話、相互理解、平和の価値(知識・意見や文化間交流などを通じたもの)、他者への敬意、社会の協調、青年間のつながりを促進する。また、求職のサポートを行う。

◆活動:センターにて以下を提供する。

  • 雇用のための青年たちへの情報・求職補助・カウンセリング。
  • 教育機関(特にパキスタン・アフガン国境地帯:旧FATA(下記※参照))における奨学金・小規模ビジネスのための政府の青年ローンプログラム・入学・民族にかかわる問題の解決。
  • 旧FATAにかかわる新しい法律についての紹介。
  • 平和に関する様々な資料の収集と配布。
  • 地域のインフラや学校施設などに関しての地域の政治家との関係づくり。
  • 地域の鉱物資源に関する争いの解決の促進。

※FATA(連邦部族直轄地域):FATAでは地域の行政責任者が広範な権限を有し、通常の国内法や司法権が適用されず、部族全体の集団責任も問えるとされていました。長年の人びとの要求を受け、ついに2018年、FATAは隣接州(州都ペシャーワル)に編入され、この地域の人びとも他の地域と同様の権利を享受できることになりました。画期的な出来事です。(参照:https://www.facebook.com/peacevillageunited/photos/a.2242578739159383/2416489578434964/?type=3&theater

参加者からは協力とセンター設立のための場所を選ぶことが表明されました!すでにある地域の寄り合い場が利用されることが提案されています。今後が楽しみです!

 

 

ペシャワール青年ピースアクション☆二年度目!―青年たちや関係者との協議!

青年たちが平和を学び合うワークショップや、青年自らの発案・実施によるピースアクションの事前段階として、活動説明、活動参加呼びかけ、現地状況把握などを目的とした、青年たち(リーダーほか)、地域の人びと、市民団体、メディア、宗教関係者、政府関係者などとの協議を行いました!

このプロジェクトの活動地域は、社会から疎外されている地域で、過去に暴力事件や麻薬、その他、暴力的な過激主義に関連するものによる影響を受けた場所です。民族、政治、宗教・宗派などで分断され、暴力的な過激主義集団は、そうした地域の青年たちたちや地域社会につけこんでいるといわれます。

★過激主義の原因や問題点として、以下の点があげられました。

  • 青年たちはソーシャルメディアに大きく影響されている。ソーシャルメディアにおける争いを指向する映画やビデオにより青年たちに寛容な振る舞いがなくなった。また、ソーシャルメディアをネガティブな目的に使用することもある。
  • 社会の支柱である宗教学者にも、青年たちの間に平和と調和を促進しようとしない者がいる。
  • 政治家にも、争いや不寛容をもたらしている者がいる。政党の関係機関の中には、青年たちを使って自分たちの利益になるような活動を行っているところもあり、教育システムの中での大きな争いの元となっている。
  • 教育機関のカリキュラムに適切な平和教育の科目がない。
  • 建設的な対話や相互扶助、信頼構築のための青年たち生産的でポジティブな場がない
  • 地域や集団の集まりで、意思決定や争いごとの解決などを行うジャルガ/ジルガは、パシュトゥ文化における平和のシンボルであり、年長者は青年たちを受け入れる準備ができているのだが、青年たちはこれに参加していない。

★また、以下のような提案や要請、コメントがなされました。

  • コミュニティの事柄について背景知識のある青年リーダーやジャーナリスト、ソーシャルメディア活動家、若い宗教指導者などをトレーニングに呼んでほしい。
  • 様々な分野の青年たちたちとのカウンセリングを実施して、何らかの方向を示し、この活動にも関わってもらい、彼らがもっている現在の社会システムや他の青年たちへの不信感を取り除いてほしい。
  • 青年たちたちは様々な物事に触れていないので、積極的に違う世界を見せることも必要であり、体験訪問のようなものを行ってほしい。それによって、知識や理解が深まり、自身が果たすべき役割を効果的に果たすことができるようになる。
  • 政党の関係機関に関係する青年たちもトレーニングに招いて、平和と寛容の精神を伝えていく予定である。
  • このプロジェクトでトレーニングを受けた青年たちたちが、地域の青年たちたちを、ソーシャルメディアや通常メディアをうまく活用してポジティブな活動を行う取り組みや場につなげることになるだろう。
  • 青年リーダーたちが、若い政治指導者や宗教学者、学術機関、関係政府機関、市民団体に積極的に働きかけて、青年たちが信頼できる環境を提供し、青年たちが生産的に、ポジティブに、暴力的な過激主義に対抗できるようにしていく。
  • もし資金などがあれば、青年たちの対話の場をユニオン・カウンシル(行政単位)レベルに設けたい。こうした場は、地域の平和に影響を与える地域の争いごとなどを明らかにする責任を負うことになるだろう。
  • 宗教学者へのトレーニング計画も作ってほしい。
  • またジャルガジルガ/のメンバーたちも紛争解決のための技術について適切なトレーニングを受けていないので、可能であれば、トレーニングを行ってほしい。こうした活動は、平和な社会に寄与する。
  • 今後の活動には女性も招待したい。

★コロナウィルス対策のため、移動や会議に一定の制限がありました。消毒・マスク・屋外会議などの配慮を行ったほか、オンラインでの会議なども実施しました!

以上

イスラムにおける女性の権利!

今回のユース・ピースアクションはイスラムにおける女性の権利についてのセッションです!

(参加女性の写真の掲載ができません。現地(上)と日本(下)、花の写真で連帯します!)

今回の企画は女性のみのユースグループによるもので、イスラムによれば女性は権利を与えられているのか、どのような権利が与えられているのかなどについて議論が行われました

参加した女性たちが、自身の考えや日常生活のなかでの経験などを共有できるようにしました。参加者たちは、意見が交換できるこうした集いの場ができたことを喜んでいました!

以下の要点が話し合われました。

  • イスラムによって女性に与えられている権利
  • 社会の中で権利を得るにあたっての問題
  • 権利を得るために何ができるのか

参加者の女性たちはまず、イスラムでは、全ての権利が男性と同様に女性にも与えられていることを確認しました。例えば、女性も父親の財産の相続権があり、教育を受ける権利があります。イスラムの教え「ハディス」(Hadith)にも、女性も男性も教育を受ける義務があるとされています。

一方で、周囲の多くの女性たちはそういったことを知らない点が指摘されました。それは、周囲の環境が女性が教育を受けることを許さず、また、男性たちも自分たちの娘や姉妹を学校に通わせたくないと考えているからです。女性には父親の財産の相続権が与えられるべきでないと考える人々もいます。参加者は、こうした状況は、女性たちが教育されてないこと、権利に気づいていないことよると話し合いました。

そして、教育がポジティブな変化をもたらすための最善の解決策であるという点に、皆、同意しました。

参加者の女性たちは、教育は自信をもたらすものであり、教育を受けて初めて自分の権利について話すことができる、そして社会が実際には今、女性たちに与えていない権利を適切に得ることができると考えました。女性たちが教育を受ければ、イスラムによって与えられた権利に気づくことができ、誰もその権利を奪おうとはしないのです。

参加者の女性たちは、社会の中で自身の問題を伝えるのは大変難しいことだが、今回の機会で、全ての社会の問題を適切に話し合えるようになったと話してくれました!

地域で紛争解決!

ユース・ピースアクションの第14回は、地域の紛争を解決する手段についての話し合いです!

どの社会にも紛争が存在します。土地やお金、教育、文化に関わる争いや問題もあります。青少年の薬物依存や貧困、無教育などの問題もあります。争いを根絶することは不可能ですが、そのまま放置すればやがて解決できない状態になってしまいます。早い段階で紛争を解決することが必要です。そこで今回は、経験豊かな年長者たちを招いて紛争解決の方法を聞き、参加者で議論を行いました。年長者たちは地域社会において「ジルガ」(ジャルガ)と呼ばれる紛争解決のシステム(集まり)にも関わっています。

年長者たちは、紛争の解決には何よりも対話とコミュニケーションが大切だと話しました。お互いの話をしっかり聞くことなしには、小さな問題さえ解決できないということです。また協調性や結束も大切です。それによってどんな問題も解決することが可能になります。そして参加者の青年たちは、教育は人を文明的・文化的にするので、皆が教育を受ければ問題は少なくなると強調しました。また、特に青少年たちの間で寛容の心がゼロに等しく、それを改善するべきだと議論されました。

青年たちは年長者から学ぶとともに、参加者の地域の人たちに地域での紛争の適切な解決を呼びかけました!

女性☆職業訓練☆エンパワーメント☆変革☆平和!

ユース・ピースアクションの13回目は、女性のエンパワーメントに果たす職業訓練の役割を話し合うアクションです!

(参加女性の写真の掲載ができません。現地(上)と日本(下)、花の写真で連帯します!)

女性のエンパワーメントには、教育だけでなく、職業訓練も重要な役割を果たしています。エンパワーされた女性たちはまた、社会的、経済的な発展のプロセスにおいても、変革の役割を果たしています。

今回の女性ユース・グループは、女性たちにとっての職業訓練の大事さを議論し、女性たちを励まし、職業技術により女性たちがどれだけ家族を経済的にも支え、平和な社会づくりにつなげられるかを理解することを目的として、職業訓練センターにおいて話し合いの場を設けました。

技術トレーニングを受けることの重要さ、利点などを話し合う中で、こうしたトレーニングを受けるによって、女性が自立することができること、貧しさから抜け出すことができること、社会を平和にできることなどがあげられました。

技術を身につければお金を得ることができることや、教育を受けることと技術を学ぶこと両方の重要性も確認されました。

技術を得ることによりビジネスができれば、家庭を経済的に支えることができ、貧困をある程度減らすことができる、そして、ほとんどの問題は貧困から発生するため、社会は平和で安定したものになるという意見もでました。

さらに、技術を身につけ、例えば、子どもたちや家族の服もつくれるようになれば、そのために払っていたお金を節約できる、いった意見もありました。

最後には、今回のアクション運営も協力もしてくれた、職業訓練センターの女性トレーナーが彼女の経験を参加者の女性たちに語ってくれました!

彼女は5年生の頃に裁縫の技術を学び初めました。当時貧しかった家計を支えるためだったといい、洋服がつくれるようになってから彼女は一枚一枚のカードに父親の連絡先と住所、そして、「洋服を仕立てたい方は、この番号に連絡かこの住所を訪れてください」といったメッセージを書き、近所の全ての家に配って歩きました。こうして小さなビジネスをはじめ、必要なものを買ったり、貯金に充てたりできたそうです。学業とも両立させ、今ではこのように多くの女性たちに自分の技術を伝え、女性たちのエンパワーメントに貢献できることに幸せを感じる、という話をしてくれました!

パシュトゥ社会における女性の教育!

ユース・ピースアクションの12回目は、パシュトゥ社会における女性の教育の重要性について話し合い、伝えるアクションです。

(参加女性の写真の掲載ができません。現地(左)と日本(右)、花の写真で連帯します!)

教育を受けることは、誰にとっても、とても重要であり、誰にもその権利があるにも関わらず、特にパシュトゥ社会(パシュトゥ人はアフガニスタン・パキスタンに居住する民族)においては、女性が教育を受けることに関して様々な見方が存在しています。女性は教育を受ける必要がないと考える人々も一定数おり、現代においても多くの女性たちが教育から遠ざけられてしまっている現状があるのです。

今回のグループメンバーはこの現状を話し合い、女性の教育の大事さを伝えるセッションを企画しました。

目的は、①女性が教育を受ける大切さについて話し合うこと、②パシュトゥ社会での女性が教育を受けるにあたって何が課題かを見つけること、③女性が教育を受けることがどのように平和や社会の発展に影響を与えるかを話し合うことの3つです。

セッションには多くのコミュニティの女性が参加し、全員で議論を行いました。要点は以下の通りです。

  • 女性が教育を受けることは男性よりも重要である
  • 教育を受けることで、自信を付けることができる
  • イスラムの教えは女性と男性の両方に教育を命じるものである
  • 教育を受けた女性たちは、社会をよいものにできる

①について、女性が教育を受けることで、家族全体も教育を受けることになり、それは、社会全体や国も教育を受けることになり、女性が教育を受けることには男性よりも意義があるといった意見がありました。

②については、教育を受けることで、自信を持つことができるようになるという意見です。教育を受けることで、自身の権利のために声を上げることができる、自身が持つ権利が分かり、もし何か正義に反していたり、不公正であったりすることが起こってしまったときにも、声を上げることができる、という主張がありました。

③について、イスラムの教えの観点から女性の教育の重要性について指摘がありました。彼女たちはハディース(Hadith:イスラム教の教え)では、教育は全てのムスリムの男女の義務である、とされている点や、預言者ムハンマドからも教育は男性だけのものであるとはされていない、といった点を挙げ、女性は教育を受ける権利があることを確かめました。

④については、初めの①に登場した議論と同様に、女性は自分の子どもを育てることから、教育を受けることで適切な教育を子どもに与え、社会をよいものにできるとしました。

今回の参加者として集まってくれた女性たちのうち、一人の少女が自分自身の話をしてくれました。彼女は学校に通い、勉強することがとても楽しかったけれど、家庭の事情により、9年生(14・15歳程度)の時に学校をやめなくてはいけなくなってしまったそうです。

今回このセッションに参加したことで刺激をうけ、女性の教育の重要性に気づき、両親を説得してみると言ってくれました。もし学校に行くことが叶わなくても、自分で勉強を続けたいと決意を語ってくれました!

過激主義に対する宗教学者の見解に関する議論!

ユース・ピース・アクションの第11回は、過激主義に対する宗教学者の見解に関する議論です!

パキスタン政府は、2018年に「ペハミ・パキスタン」(Paigham-e-Pakistan)(パキスタンのメッセージ)という題名の121ページにわたる文書を発表しました。この文書には、1,800名以上もの宗教学者が承認した統一見解が含まれています。

ここでは、イスラム法の履行の名の下に政府を不信心者・背教者と主張する集団、そうした集団による政府や市民への攻撃、自爆攻撃、青少年の勧誘などがあるという背景について言及されています。その上で、いかなる形態の過激主義も否定され、また、宗教・宗派に基づく憎悪宣伝や武力紛争、そして宗教思想の力による強制、政府への武装闘争、いかなる形態の「テロ行為」もイスラム法に反すると述べられています。

参加者たちは、この「ペハミ・パキスタン」をもとにして議論を行いました。イスラムは平和と友好を説いていること、また行動する時には実際の事実をしっかり知らなければならないことなどを学びました!

地域の集い場「ヒュジラ」(Hujra)の復興プロジェクト!

ユース・ピースアクションの10回目は「ヒュジラ」(Hujra)の復興プロジェクトです!

「ヒュジラ」“Hujra”とは、パキスタン-アフガニスタンに暮らすパシュトゥンの人々の社会の、伝統的な集いの場を指す言葉です。重要な文化であり、集団的な意思決定や、争いごとの解決、情報共有が行われるなど、重要な伝統的社会制度として機能しています。

いわばソーシャルクラブとして、対話の場となり、社会の安定や平和を守ってきたものの、紛争や過激化、西欧化、近代化など近年の様々な情勢の中で、次第に衰退しつつある現状があります。

今回のユースグループは、こうした状況からのヒュジラ復興プロジェクトを行いました!年長者の方々の多数の参加もあり、意見が共有されました。

話し合いの論点となった一つ目は、ヒュジラの果たすポジティブな役割についてです。

ヒュジラの役割として、ゲストハウス、客人のもてなしの場、若者たちが学ぶ場、社会の問題を解決するための集いの場であることが確認されました。

ヒュジラは誰でもいつでも訪れることができ、安全、食べ物、シェルターとしての機能が保証されており、望むだけいてよいとされていました。もてなしの精神はパシュトゥンの人々にとって誇りであり、客人をヒュジラでもてなそうとします。そのことは、この地域に、ホテルやモーテル、旅館がないことからも明らかです。客人が最高の敬意と最高の食事なしにヒュジラを去るようなことになれば、恥であると考えられています。

加えてヒュジラは、若者が年長者とともに座り、様々なことを学ぶ学習の場でもありました。

話し合いの論点となった2つ目として、時代の変化により、ヒュジラが深刻な影響を受けていることが話し合われました。

西欧民主主義や司法制度の実施により、議会や裁判所としてのヒュジラの役割はなくなりました。また、ホテルや飲食店がこの地域にも現れ、増えてきていることで、客人をもてなすという要素もヒュジラから失われていきました。またテレビの出現により、人びとは通常、家にいるようになり、ヒュジラを訪れた場合でも結局テレビを見ているなど、知識の伝達がなくなりました。若者たちはよりよい教育を求め、都会に出るようになり、ヒュジラに行って人と交わる、社会化することもなくなっています。このようにして、次第にコミュニティによるヒュジラが非常に少なくなっているというのです。

こうした意見交換を経て、かつては結束のシンボルであり、意見の食い違うもの同士でも話し合いを重ねることのできた、大切な場であるヒュジラを復活させることの重要性を共有することができました。

現在、伝統的なヒュジラは、「連邦直轄部族地域」(FATA)(アフガニスタンとの国境地帯)にしか存在しないようになっており、存続の危機にあります。こうした中でも、今回のプロジェクトでは、青年たちが、年長者の方々から、ヒュジラの平和の歴史や文化を教わることができました。

グループハウス(養護施設)の子どもたちのサポート!

ユース・ピースアクションの9回目はグループハウス(養護施設)に暮らす子どもたちへのサポート活動です!

今回のアクションを行った場所はペシャワールにあるグループハウスです。多くの子どもたちが生活しており、イスラム教の勉強、運動や遊びもし、人格形成に関わる場だといえます。

今回のアクションを考案したユースたちは、以下、3つの目的からアクションを行いました。

1. グループハウスの子どもたちを元気づける。
2. 集いの場を提供し、ソーシャルメディアと平和についての情報を伝える。
3. ソーシャルメディアのポジティブな側面の活用によって得られるものについて伝える。

アクションは、ソーシャルメディアについて伝えるプレゼンテーション、ゲーム大会の2部構成で行いました。

まず第1部のプレゼンテーションでは、現代におけるソーシャルメディアの重要性と、その適切な活用方法について子どもたちに説明しました。まず学び、適切な利用をすれば、沢山の知識を吸収して視野を広げたり、様々な活用をしたりすることができるとグループメンバーたちは考えたことから、ソーシャルメディアのポジティブな側面について、重点的に説明しました。子どもたちからも質問がなされ、ユースメンバーが答えることで、理解が深まりました。

第2部は大盛り上がりのゲーム大会でした!今回ユースメンバーたちが子どもたちのために準備したのは「宝探しゲーム」と「椅子取りゲーム」の2つのゲームです。宝探しゲームでは、出されたお題のものをより多く集めた子どもがゲームの勝者になりました!椅子取りゲームではユースグループのメンバーも一緒になってゲームに参加し、歌ったり、手を叩いたりしました!

子どもたちの笑顔が溢れるアクションになりました!

 

宗教・宗派間の共生と調和!ユースの役割!

ユースピース・アクション8回目は宗教・宗派間の調和を目指すセッションです!

コミュニティ内の異なる宗教・宗派同士が対立せず、平和のために調和するために、特に若者ができることについて話し合いました。今回の青年グループは、寛容こそ、まさに今求められているものであり、この集まりがムスリムとマイノリティの青年たちに変化を与え、場をともにし、平和と寛容を促進するための道を見いだすことができるようになると述べました。

まずグループメンバーは地域のコミュニティからの参加者の人々に感謝をのべ、セッションに入りました。

メンバーの一人からは憲法におけるマイノリティの権利と、多数者側や国家の役割について話がありました。ニュージーランドでのムスリムへの攻撃・殺害事件、スリランカでのキリスト教徒への攻撃・殺害事件が取り上げられ、これらによって異なる宗教間での誤解がつくりだされようとした、という指摘もなされました。そしてそうはならないために、警戒心を持ち、寛容な心を持って行動することの必要性が提案されました。

そしてさらに、様々な宗教・宗派が調和することは、パキスタンに“長期的な平和と安定”をもたらすために必要不可欠であり、安定、平和、発展の基礎である、お互いを兄弟姉妹のように思いやるような文化を確かなものにすると述べられました。

セッションの最後には、青年グループのメンバー自身が、ペシャワールの様々な地域にあるコミュニティでも、宗教・宗派間のネットワークを発展させていく、と強調しました。地域全体で宗教・宗派間対話を行うという大きな目標を掲げました!

薬物乱用にNO!キャンペーン!

ユース・ピース・アクションの第7回は薬物乱用にNO!キャンペーンです!

違法薬物の使用は全世界的な問題で、パキスタンでも若者を中心に使用が広がり、問題となっています。調査によれば、パキスタンの薬物依存者は760万人にのぼり、その多くが男性とされています。こうした現状から、今回のプロジェクトは、①若者が薬物依存から身を守る方法を学ぶ、②薬物依存の危険さを知る、の2つの目的をもって行われました。

今回のプロジェクトで、グループメンバーたちは参加者の地域コミュニティの方々に向けたプレゼンテーションを用意しました。まず話は、なぜこうした薬物使用はいけないのかという点から始められました。

こうした薬物使用は健康面や経済面に悪影響を及ぼします。薬物に依存している人は、お金を燃やし尽くすと同時に、自分の身体も燃やしているのです。こうした危険性に加え、イスラム教の教えでも薬物に依存することは許されていません。

次に薬物依存の理由についてです。若者は国の将来を担う存在です。若者が強く健康的で教育を受けているならば、その国の未来は明るく平和的なものとなるでしょう。しかし、さまざまな理由から薬物に依存する人たちがいます。グループメンバーは、薬物依存の理由を「失望」「貧困」「無知」「悪い交友関係」の4つに分けて説明しました。

何かに失望した時、人は自分を慰める手段として薬物に手を出そうとします。また、貧しくて基本的な欲求さえ満たされない人は、満足を求めて薬物に走りがちです。薬物は一時的な満足を与えますが、同時に健康を害し、倫理観や社会生活も破壊します。さらに、こうした薬物の害について無知な人は、知らないうちに薬物に依存し、気付いた時にはそこから逃れることができなくなります。交友関係も大きな影響をおよぼします。悪い友だちに誘われて薬物依存に陥らないようにしなければなりません。

参加者は、こうした薬物の弊害についてよく理解したようでした。そして改めて、周囲の人たちに「薬物乱用にNO!」と伝えていくことを確認しました。

ピース☆ブッククラブ(読書会)!(2020/2/26)

6つ目のユース・ピースアクションのテーマは“読書”です。近年インターネットの発達が影響し、青年をふくめて多くの人々が何かを学ぶために本を読まなくなってしまいました。

今回のアクションを決めたグループのメンバーたちは、この状況下で、本を読むことは多様な価値観が得られ、人生に役立つものだと考え、もう一度本を読むことの価値を見直し、読書意識を向上させることを目標としました。

例えば本を読むことで、「なぜそうなったのか」「なぜこうなのか」といった疑問を感じることになり、それに対する答えを考えたり、疑問を解決するための手段を思考したりすることができるという点に着目し、今回は世界的に有名な作品である、E.ヘミングウェイ著「老人と海」をアクションでの題材に選びました。

まずプロジェクトでは、物語の要約が共有されました。その後に、印象に残った点や、重要だと思った観点をそれぞれが共有し合いました。
話し合われた観点は「困難に取り組むこと」「諦めないこと」「仕事を愛すること」などです。

議論の最後には、3つの論点がまとまりました。まず1つ目が物語の主人公のように、自分自身の仕事に誇りを持つこと、2つ目が最後まで努力し続けることの大切さについてです。そして3つ目は、今回のアクションの目的である、習慣として本を読むことの大切さについてのものであり、青年たちが自分たち自身で、アクションに取り組むことの大事さを再認識することができました。

ピース☆ストリート・ペインティング!(2020/2/22)

ユース・ピースアクションの5つ目はストリートアート&ペインティングです!☆

ストリートアートは、その自由さや創造の高さから、様々な問題を投げかけたり議題を提案したりと、ときには言葉以上に色々なものを表現することができます。
今回のグループはそんなストリートアートを用いて地域コミュニティの協力のもと、“ピース・ストリートアート&ペインティング”プロジェクトを企画しました!

この企画を通して、彼らが目的としたものは①平和のメッセージをコミュニティで共有すること、②居住地内の道路などの清潔な環境を守ること、③若者が活動に取り組むことのよい効果を広めることの3つでした。

プロジェクトにはグループメンバーの青年の男性や女性たちに加えて、ペインティングを行った地域コミュニティの方々が子どもから大人まで参加してくれました!

まず、ペインティングの前に準備段階として行ったのは道路清掃です。
その後落書きなどで汚れた壁を白く塗り直す作業をしました。

完了後に、平和の思いを込めたスローガンを、英語とパシュトゥ語の両方で、参加者それぞれが自由に壁の上に表現しました。

この活動では青年グループとしての活動だけでなく、活動に興味を持ち、賛同してくれた多くの周囲のコミュニティの方々に、小さな子どもから大人まで関わってもらうことができました。青年たちが道路清掃や壁の塗り直しを行ったことに、近隣に暮らす多くの人が感謝をしてくれました。

続いて目的の2つ目に関しては、それぞれが家やその周りを綺麗にしておくことの大切さを伝えるメッセージを伝え、平和のスローガンを壁に記しました。これにより、清潔さを保つことを大事なこととする、イスラム教の教えにも基づいた意識を周知しました。

さらに、近隣の方々と協力して活動を行うなかで、若者が率先して、平和に向けたこうした取り組みを行うことの大切さを強調しました。またグループの青年たちは、もし社会をよりよいものにしたければ、こうした活動を行うことでそれが実現できる、というメッセージも近隣のコミュニティの人々に向けて発信しました。

健康と衛生について考える!~地域コミュニティでセッション開催(2020/2/22)

アクション4: 健康と衛生について考える !(2/22)

ユース・ピースアクションの4つ目のテーマは“健康と衛生”です!
今回のアクションを企画した青年たちは、健康と衛生に関する意識を高めることを重要視し、地域コミュニティで暮らす人々が健康で衛生的な生活をおくるためのセッションを企画しました!

このセッションに参加してくれたのは、地域コミュニティで暮らす30人の男性です。若者だけでなく、年長者の方々にもともに足を運んでもらい、幅広い世代の方々を対象に、グループリーダーが中心となって講師を務める形で講義を行いました。

その中ではまず、清潔であることの大事さはイスラム教における生活様式などの教えのひとつであるハディース(Hadith:イスラム教の教え)に基づくものであることが共有されました。その上で個人レベル、コミュニティレベル、病気対策の3種類の衛生・健康対策について講義や意見を交換し合いました。
こうした意見交換を通じ、コミュニティの年長者たちにもこのセッションの内容を大事にし、またこれから家族や周囲の人々にも共有していくと述べてもらうことができました。

年長者のみなさま!ありがとうございました

失われた伝統文化を青年たちが取り戻す!~”パシュトゥ詩”文化の復興イベント開催(2020/2/20)

アクション3: 失われた”パシュトゥ詩”文化の復興!

ユース・ピースアクションの3つ目は失われたパシュトゥ詩の復興です!

パシュトゥ詩とは、ペシャワールを中心としたパキスタン西北部からアフガニスタンに暮らすパシュトゥの人々のもつ、彼らの他人に対する愛と思いやりを示す“パシュトゥンワリ”と呼ばれる精神のひとつであり、伝統として大切にされてきた文化です。

しかし近年の紛争により、パシュトゥ詩をはじめとする文化活動は抑圧され、失われてしまいました。こうした状況において、今回、青年たちはパシュトゥ詩の伝統を復興させることで、平和に対する思いや近年の情勢への様々な目線を詩に込め、パキスタンに対するテロや紛争のイメージを、本来の文化を大切にし平和を愛する民族の姿に塗り替えることができると考え、企画しました。

パシュトゥ詩を復興させ、平和や愛のメッセージを発信し、アートとして社会問題にも言及しながら、少しでも法的で平等な社会を目指す活動に、多くのペシャワール大学の学生たちが賛同し、参加者として集まってくれました!

プログラムではそれぞれが作成したパシュトゥ詩を全員の前で述べる発表会が行われ、平和や愛、調和のメッセージを共有しました。

また、同時にクイズ大会も開催し、パシュトゥ語の言葉にまつわるクイズに正解した参加者の学生には賞が贈られました!

最後にはそれぞれが参加賞を受け取り、何人かの学生たちがパシュトゥ文化の伝統的な踊りである“アタン”を披露し大盛り上がりとなりました。

アタンのダンスの様子です!何人かで輪になって…
音楽に合わせてクルッと回転したり、ジャンプしたり!楽しそう~!