パキスタンーアフガニスタンの友好のために!~ユース同士の交流会開催(2020/2/19)

アクション2:パキスタン・アフガニスタン青年間対話!

ユース・ピースアクションの2つ目はパキスタンとアフガニスタンの青年同士の対話です!

近年のパキスタンとアフガニスタンの関係に関し、今回プロジェクトを発案してくれたユースたちは”青年同士の信頼関係を構築するための対話”とプロジェクトを題しました。
目的は以下の通りです。

①両国が信頼を失っている原因を探る
②ユースが両国の関係をどう改善できるのかを話し合う
③お互いが抱える問題を認めあい、前向きかつ強い関係を構築する


(円になってお互いの顔が見える状態で話し合います。)

参加者それぞれが自己紹介をした後、パキスタンとアフガニスタン間の平和、調和についてどう感じ、どのような考えをお互い持っているのか、信頼し合うために何が必要といえるのかについて話しあわれました。
要点となったものは以下のものです。

①平和と寛容さ
平和はどの国の発展にも欠かせないものであり、人々がお互いに受け入れあって寛容になることが必要である。それにも関わらず、近年特に、両地域の青年たちの間で寛容さが不足している。最も人口の多い層であることから、青年たち同士が理解しあい、受け入れあう姿勢を持つことが平和に向けた環境をよくすることに繋がる。

②政治の役割
政治は人々の間に対立を生み出してしまう可能性も持つものであり、だからこそ人々は知識を持ち、自分たちの頭で何が正しいものであるかを判断する必要があるといえる。青年である自分たちはなおさら、(一部の)政治家などの都合のよいように巻き込まれてはいけない。

③宗派間対立に関して
人々が陰謀に気付かず、扇動されてしまうことにより、知らない内に争いや対立に誘導されてしまう問題がある。そうならないために、自分たちで自身の利益や損失に気付くことが大切である。

④ソーシャルメディア(SNS)の重要性
ソーシャルメディアは最も大事な要素のひとつといえる。今現在、若者たちがSNSを見るときは、適切でない形で取り上げられる政治問題、犯罪、あまり道徳的とはいえないものなども多く含まれてしまっている。しかし、そうした使い方ではなく、平和のためにSNSを使用することが可能である。平和や信頼、教育、他国との関係改善のために、SNSはポジティブな役割を果たすことができる。

また以上に加えて、2国間の信頼の欠落、支配の問題なども話し合われました。


(真剣なようすで意見に耳を傾けています。)

そして対話の最後に、青年たちはパキスタンーアフガニスタン間の信頼関係を醸成するために彼ら個人がまず信頼し合うことが必要であると結論づけました。彼らがお互い前向きに変わることで、周囲にも変化を与えることができると同意しました。