(青年が着たTシャツの背中には”Peace builder”と記されています)
今までの協議で得た結果を踏まえ、青少年の抱える問題や能力、地域にある紛争や解決に必要なものに関する情報をもとに、ワークショップの組み立てを行いました。その内容と構成に伴い、実際のワークショップで使用するマニュアルを作成しました。
マニュアルならびにそれを使用するWSの大まかな構成の組み立ては以下の通りです。
- アイスブレーキング
参加者それぞれの目標の共有や、他己紹介を行うことによる交流を行う。 - アイデンティティと信頼構築
「自分と人が知る自分」や「自分が知る人が知らない自分」、またそれらの反対の整理を行い、個々に特有の環境で形成されるアイデンティティの理解を深める。 - 紛争の理解を分析
「コンフリクト・ツリー」のワークを通じて紛争のきっかけ、要因、主体、影響等を理解する。またグループに分かれ、この分析手法に基づいて参加者自身の地域にある紛争を書き出すワークを行う。 - コミュニケーションについて学ぶ
様々なコミュニケーションの方法について理解する。議論・対話・討論など。 - 交渉の方法を学ぶ
紛争や争いごとを解決するための様々な交渉の手段について学ぶ。 - 社会アクションプロジェクトの説明と形成作業
こうした活動自体に慣れていない青年たちに説明を行い、グループに分かれてもらった上で「自身の暮らす地域をよくする、そしてそこにある紛争を解決するアクションプロジェクト」をグループごとに提案する。この流れで、青少年たちとともに考えるピースアクションプロジェクトが始動していきます!