アクション3: 失われた”パシュトゥ詩”文化の復興!
ユース・ピースアクションの3つ目は失われたパシュトゥ詩の復興です!
パシュトゥ詩とは、ペシャワールを中心としたパキスタン西北部からアフガニスタンに暮らすパシュトゥの人々のもつ、彼らの他人に対する愛と思いやりを示す“パシュトゥンワリ”と呼ばれる精神のひとつであり、伝統として大切にされてきた文化です。
しかし近年の紛争により、パシュトゥ詩をはじめとする文化活動は抑圧され、失われてしまいました。こうした状況において、今回、青年たちはパシュトゥ詩の伝統を復興させることで、平和に対する思いや近年の情勢への様々な目線を詩に込め、パキスタンに対するテロや紛争のイメージを、本来の文化を大切にし平和を愛する民族の姿に塗り替えることができると考え、企画しました。
パシュトゥ詩を復興させ、平和や愛のメッセージを発信し、アートとして社会問題にも言及しながら、少しでも法的で平等な社会を目指す活動に、多くのペシャワール大学の学生たちが賛同し、参加者として集まってくれました!
プログラムではそれぞれが作成したパシュトゥ詩を全員の前で述べる発表会が行われ、平和や愛、調和のメッセージを共有しました。
また、同時にクイズ大会も開催し、パシュトゥ語の言葉にまつわるクイズに正解した参加者の学生には賞が贈られました!
最後にはそれぞれが参加賞を受け取り、何人かの学生たちがパシュトゥ文化の伝統的な踊りである“アタン”を披露し大盛り上がりとなりました。
アタンのダンスの様子です!何人かで輪になって…
音楽に合わせてクルッと回転したり、ジャンプしたり!楽しそう~!