☆平和人列伝!-女性たち☆

日常にある平和や非暴力についての学び合いの活動が続いています!参加者による具体的な経験談を交えて行われるものです。その後、各個人や地域による平和のためのアクションにつなげてもらうことを目的としています。

活動地は、戦闘地や治安状況が非常に厳しい地域であり、また女性の置かれている状況も非常に厳しい地域となっており、女性の活動参加が非常に難しくなっています。その中でも、様々な配慮をしながら、できるだけの参加が可能になっています!

多くの場合、男性が暴力は権利であると考えているともいわれているようです。こうした考えは、人としての振る舞いについての知識が欠けていることによって保持され、身体的に力が強く、家族の中で経済的な権限を有し、家族が自分たちに依存しているのだから、暴力は自分たちの権利であると考えているともいわれているようです。

女性への暴力と人権侵害、女性の権利と役割などについて、以下のような内容が提起されました。とても深刻な内容です。 

  • 夫や夫の家族からの家庭内暴力に苦しんできた女性がおり、時には苦痛があまりにひどいこともあったが、女性の外出を許さないような地域環境も存在し、病院にさえ連れて行ってくれることはなかった。この女性自身の両親からでさえ、これは運命だから耐えろと言われた。沈黙するしかなかった。しかし、夫は、この平和と非暴力の学び合いに参加してから劇的に変わり、小さなことに怒ることもなく、よく接してくれるようになり、家族にも、暴力はよくないと話をしようとするようになった。
  • 地域の争い解決の場において年長者が下す決定に従うといった仕組みがあることも多く、罰として、加害者側から被害者側に、罰金、土地、時には武器、そして家族の女性(少女の場合も)が渡され、女性たちはその後、虐待を受けることすらある。この学び合いによって、女性を財産のように扱って別の家族に渡すなどといった権利は誰にもない、ということを理解した。
  • 家庭内暴力には夫だけでなく、夫の母親と姉妹も関与している。
  • 家族、特に女性への抑圧的な思想が、家庭内暴力の極端な増加につながっている。
  • 特に地方部では、女性たちは平和を作ることへの役割がほんのわずかしかない。平和のためには、幼少期の子どもの成育が重要である。家族の中での精神的な絆が、子どもの身体的、精神的な生育に不可欠であり、女性は平和をつくることにおける自身の役割を理解する必要がある。したがって、自身にとっても家族にとっても、よりバランスが取れた、より安全な社会の発展に寄与するために、他の主体と同じように社会に関わり、家族の生活に関与し、責任を認識し、自分自身への自信を得なければならない。

 厳しい状況にある女性たち。引き続き、女性たちへの応援、女性たちとの活動を行ってまいります!