⭐パキスタンにあるアフガニスタン国境近くのある地域…複数の武装勢力が存在し、治安機構による軍事作戦も行われ、激しい、激しい戦闘が行われてきた地域です。市民の間にも多数の死傷者、避難民が出ました。
地域の人は、戦闘が激しかった頃は、恐怖などから、紛争について話すことができず、どのように平和について話し、問題について人びとを動かすかも分からなかったと語ります。また、人々の孤立は相互不信感も招き、建設的な対話、協力、信頼関係づくりを行う場の欠如は、人びとの過激化の要因ともなりえます。
🌸この地域の出身者で、生活のためにペシャワールに移ってきた人たちがいます。そこで、こうした対話の場をつくるアクションをペシャワールの青年たちが実施!この地域のリーダーたち、とくに青年リーダーたちが参加しました!
⭐企画した青年側からは、地域の紛争を解決する場である集まり「ジルガ」も今は廃れてしまい、解決を行おうとする者がいないことなどが提起され、参加者には、他者や隣人の尊重などの伝統を訴え、お互いの信頼を促進してほしいとお願いがなされました。
そのうえで、参加者にはこれまで参加者が経験してきたことの共有が呼びかけられました。
⭐参加者からは、宗教者の中には平和を促進することやお互いを尊重することに関心がない人たちもいること、歴史や過去の経験は本に書いてあるだけで、それらを知るためのふさわしい場が存在しないことなどが述べられました。
⭐また、過激思想によって紛争の中で地域の人びとが亡くなり、自分の家族もひどく苦しんだとこと、恐怖やストレスから、紛争について語ろうとする者がいなかったことが共有されました。そして、どのように平和について話し、どのように特定の問題について人びとを動かすか分からず、当時、今回のような取り組みがあったなら、自分たちを助けるものになっていただろうとの話もありました。
⭐ペシャワールでも過激主義が頂点に達した時のことが共有されました。日常的に爆発物が爆発し、極めて不安定な状況にあったため、人々の心には常に恐怖があったそうです。「ジルガ」もありましたが、こうした状況にどう対応するのか分からなかったそうです。また、こうした状況から、人びとは移動も制限し、個々が孤立した生活様式を取るようになり、地域内でも不信感が作り出されたという状況が共有されました。
🌷最後に、今回の取り組みを企画した青年側から、青年の関与やエンパワメントを通した、建設的な対話、ポジティブな考え方、非暴力による紛争解決の促進は、自分たちの活動の主要な目的であり、このことに協力してほしいと、参加者に呼びかけられました!
💐対話の場づくりは平和への第一歩!そしてとても大事な第一歩!ユナイト!🍀