※延期※「ピースとユース!」ペシャワール地域平和アクション&現地訪問報告会
3/27(金)「ピースとユース!」のイベントは、新型コロナウィルスの影響に鑑み、延期といたしました。無期限延期とさせていただき、実施時期が確定できた段階で、あらためまして、ご案内をさせていただけますと幸いです。その間も、よりよい活動と発信に努めてまいります。どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
平和をつくる。紛争を止める。
ついに実際の青少年ワークショップが実施されました!各回30名のWSを計5回行い、総計150名の若者たちと、紛争の解決と平和について意見を交換します。(現時点(2/7更新時)において4回を実施、計120名が参加(内訳男性94名・女性26名)。)
(日本の平和村からはskypeでビデオ参加!)
その中で紛争分析のもと、青年たち自身の地域や周囲の紛争についてグループワークで話し合い、その上で再度グループに分かれ、どのような解決を行ったらよいのか、アクションプロジェクトの形成を行って貰いました。その結果が以下の通りです。
【結果】
① 地域における紛争の分析に基づく議論のテーマ
パンジャブ州とKP州の人々の争い
シーアとスンニの争い
連邦直轄部族地域(FATA)のKP州への併合
カシミール問題
アフガニスタンとパキスタンの争い
私人間での衛生やゴミ投棄の問題
土地・食材などをめぐる争い
大学生の間での争い
農業大学で起こった問題
女性の教育とハイバル管区
マルダンの大学で大学生(Mishal Khan)が暴徒に殺害された問題
② ピースアクションプロジェクトの提案例
WS全体を通じて、以下のようなプロジェクトが各グループから提案されました。
ほか、WSでは、イスラムと平和についてのセッションを設けました。講師をしていただいたのは、ペシャワール大学イスラミックセンター宗教指導者の方です。クルアーンや歴史の説明も通じた、イスラムと平和についての講義が行われました。
(参加者の青少年に向けた、パッション溢れる講義でした!
(現地訪問の際に、ご挨拶させていただきました!)
次回からはいよいよ青年たち考案のピースアクションプロジェクトが始動します!
参加してくれたユースの皆さん、ありがとうございました!
(青年が着たTシャツの背中には”Peace builder”と記されています)
今までの協議で得た結果を踏まえ、青少年の抱える問題や能力、地域にある紛争や解決に必要なものに関する情報をもとに、ワークショップの組み立てを行いました。その内容と構成に伴い、実際のワークショップで使用するマニュアルを作成しました。
マニュアルならびにそれを使用するWSの大まかな構成の組み立ては以下の通りです。
地域平和活動のためのワークショップに参加する青少年合計150名の選定と参加促進のための説明会を行いました。
選定において考慮したのは、地理的分布やジェンダー、宗教・宗派、民族などの多様性です。青年グループのリーダーや地域社会の人々との話し合いを経た上で、スンニ派、シーア派、ヒンドゥーやシークの人々、女性たち、アフガニスタンや連邦直轄部族地域(FATA)(アフガニスタンとの国境地帯)の出身者、チャレンジドの方々、トランスジェンダーの青年たちを含む、様々なバックグラウンドを持つ若者たちの参加が決定しました。
12月18日に現地活動地であるパキスタン・KP州、ペシャワールを訪問し、現地ペシャワール大学の学生をはじめとする青年リーダーたちや、プロジェクト関係者との意見交換を行いました。
主に以下の論点が提起されました。
また道中のKP州内の農村地帯での青年たちとの協議では、雇用の不足や、知識・技能を持っていても活かす場が欠如していることについて多く意見が寄せられました。
青少年プロジェクトについての説明と活動参加促進、青少年の意見を取り入れ、モチベーションを高めてもらうことを目的に、地域社会の指導者や、政府関係者、地方行政関係者と計10回にわたり協議を行いました(58名)。
現地の状況について意見交換を通じて、地域社会での青少年による平和活動の経験共有やインプットをもらうなどしました。
中でも活動地であるKP州での暴力的な過激主義に至る要因として以下が挙げられました。
・青少年と地域社会とのつながりが不足している
・青少年が何らかのスキルを得るための機会が不足している
・社会的な寛容さが不足している
・青少年が抱いている不安や懸念に向き合うメディアが少ない
・教育システムが不十分、教育へのアクセスや質が均一でない
・大学生に薬物の使用が広まっており、争いのきっかけとなっている
・政党の青年部が政治的な見解の相違から対立している状況がある
現地パートナー団体SPADOの呼びかけで、地域の青年グループリーダーたちが集まり、今後の活動について話し合いをしました。今回集まってくれたのは、様々なバックグラウンド・宗教・宗派の青年たちです。この協議の中で、青年たち自身から平和をつくるための課題が提案されました。その内容は以下の通りです。
●紛争で社会や文化も破壊されており、多数の青少年が戦闘員になるしかないような状況にある。
●社会や青少年の過激化で、大学も含め多様な人々が集う場が縮小。対話や交流が必要とされている。
●通う学校の種類により、青少年の考え方に違いが生まれてしまう。それらを最小限にする必要がある。
●メディアに民族的偏見を煽られる。
●誤った道に誘導される、フラストレーションを抱えるなどがないよう、カウンセリングや将来の機会供与を行うべき。
今後は地域の平和づくりなどを学び合った後、グループに分かれてこれらの課題を基に、青年たち発案の様々なピースアクションが行われます!
2019年10月より11月にかけて、パートナー団体SPADOが現地にてプロジェクト関係者の方々向けに導入的説明を含めたミーティングを全6回実施しました。
現地コミュニティワーカーや宗教学者、人権活動家の方々や障がいを持つ方々など、地域の様々なコミュニティグループの人々にご参加いただきました!
TABI LUNCH~食べて、知って、旅に出よう~ 第3回 パキスタンとアフガニスタン 魅惑の国境地帯を巡る!
TABI LUNCH(旅ランチ)でお話させていただきます!※ご参加希望の方は事前のお申し込みが必要になります。
【日時】2019年11月16日(土)13:30~16:00
【場所】パキスタン家庭料理 ザイカ(京急空港線・糀谷駅下車 徒歩1分、京急蒲田駅 下車徒歩10分)
【共催】平和村ユナイテッド/ソーシャルスタンド
【案内・申し込み】Peatix(https://tabilunch03.peatix.com/)よりお申し込み頂けます!
2019年10月より、遂にパキスタンにおける現地活動がスタートしました!それに伴い現地パートナー団体、SPADO側でのスタッフミーティングを行いました。新プロジェクト開始の挨拶からはじまり、プロジェクトの目標設定や認識の共有のためのオリエンテーション、質疑応答などが主な内容となりました。さらに今後の方針についての議論では、実際の活動地域の若者やコミュニティとの関係づくりのための現地スタッフの訪問、地域の若者ネットワークのプロジェクト参加やガイドラインに沿った活動、現地活動に伴うリスクや問題の回避についても盛んに意見を交わし合うことができました。
ボラカフェ”ガチで平和をつくるには~パキスタン・アフガニスタン編~” 青山学院大学ボランティアセンター(学内生限定企画)
【日時】2019年11月8日(金)12:35~13:15
【場所】青山学院大学1号館1階
【共催】青山学院大学ボランティアセンタ―/平和村ユナイテッド
【申し込み・お問い合わせ(学内学生限定)】青山学院ボランティアセンター agu-volunteer@aoyamagakuin.jp までお願いします!
【ご案内】https://volunteer-aoyamagakuin.jp/event/20191008/
ガチで平和をつくるには-パキスタン&アフガニスタン編(ソーシャルスタンド#71)
【日時】2019年7月19日(金)19:00~21:00(18:30開場)
【場所】gladspace2階(四谷三丁目駅より徒歩3分)https://rental-space.biz/access.html
【共催】平和村ユナイデッド/ソーシャルスタンド/Tuning
【案内・申込】下記よりお願いいたします!!
https://socialstand71.peatix.com/
https://www.facebook.com/events/337886177143306/