🌟《9.21》「急変するアフガニスタン-現場からの報告、そして平和に向けて」(講演会を開いていただきました!)

(以下、ご案内HPからの概要)

【講演者】小野山亮(一般社団法人 平和村ユナイテッド 代表理事)

【開催趣旨】
2001年9月11日の同時多発テロの発生から20年に及んだアフガニスタン戦争は、2021年8月30日に、米軍が撤退したことにより一旦終結しました。
現在は、2021年7月末から急速に勢力を拡大したターリバーンが実効支配を行っている状況です。
急変するアフガニスタン情勢について、長年、NGO活動を通じてアフガニスタンの平和構築に関わってこられた平和村ユナイテッド代表理事の小野山亮さんをお招きして、現地の情勢、そしてこれからの平和構築について、お話しいただきます。

【日時】2021年9月21日(火)15時-17時
【プログラム】司会:中溝和弥(京都大学)
15:00~15:05 中溝和弥(京都大学):主催者挨拶
15:05~16:15 小野山亮(平和村ユナイテッド代表理事)「急変するアフガニスタン-現場からの報告、そして平和に向けて」
16:15~17:00 質疑応答

【使用言語】日本語
【開催形態】一般公開/無料、Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
※ ご案内HPよりお願いいたします。
(ご登録いただいたメールアドレスに当日のリンクが自動送信されます。リンクの共有はできませんので、ご注意ください。
なお、システム上、ご所属・役職を記入していただくようになっておりますが、ご所属・役職のない方は、「無所属/なし」とご記入ください。)

【注意事項】安全を確保する観点から、当日は、録音・録画やスクリーンショットの撮影など、記録はご遠慮ください。

【主催】基盤研究(A)「民主主義体制における少数派排除のグローバル化-アジア・アフリカの比較研究」(研究代表者:中溝和弥)
【共催】人間文化研究機構プロジェクト「南アジア地域研究」京都大学中心拠点研究グループ2

🌟《9/9》緊急企画!9.11から20年「テロとの戦い」とその後 ―アフガニスタンの現場から(共催)

2001年の米国同時多発攻撃 9.11から20年。直後、日本のNGOや宗教界は米国への同時多発攻撃を非難すると同時に、
これが「暴力の連鎖」を生まないことを願って声明を出し、集会を開きました。
しかし、「テロとの戦い」の名のもとに、まずアフガニスタンへの攻撃が始まり、平和をもたらすための戦いと言われていたのに、
犠牲者や被害の拡大、さらなる過激派グループの台頭は世界各地でみられます。

現在、アフガニスタンでは、米軍の完全撤退を目前にして想像以上の早さで政権が崩れ、大きな混乱と不安が渦巻いています。
この20年、国際社会も現地の人びととともに人道支援や平和構築に取り組んできましたが、一体、現地はどうなっていくのでしょうか。

「では、どうすれば力によらず平和をつくることができるのか?」

多くの人が、こう問い続けてきました。

このセミナーでは、この問いに真正面から向き合ってきた平和村ユナイテッドと現地パートナー団体の経験も元に、
この20年間を振り返りながら、今後の展望や活動への思い、葛藤についてもお話しします。
更に厳しい状況が予想されるなかでも活動を続ける現地パートナー団体のスタッフの声も紹介し、
日本からできることを考える時間ともしたいと思います。

▼とき:2021年9月9日(木)19:30開始 21:00終了
▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
▼話し手:小野山 亮(平和村ユナイテッド代表理事)
加藤 真希(平和村ユナイテッド理事)
アフガニスタン現地パートナー団体スタッフ(動画出演)
※当日は、録音・録画やスクリーンショットの撮影など、記録はご遠慮ください。
▼共催:アーユス仏教国際協力ネットワーク/平和村ユナイテッド
▼お申込み:下記のフォームにご記入ください。または、アーユスにメール等でお知らせください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/42f13f34717325
お申し込みいただいた方に、当日のURLをお送りします。

*当イベントにご参加いただくには「Zoom」アプリのダウンロードが必要です。
下記URLよりPCまたはスマートフォンにダウンロードをお願いします。
事前にアカウント登録をしておくと便利です。
(PC用)https://zoom.us/download (スマホ)https://zoom.us/download#mobile_app

🌟《8/26》緊急ウェビナー「緊迫するアフガニスタン情勢」:当団体理事が講師の一人としてお話いたします!

🔔ご案内・お申し込みはこちらから!

※以下、主催者ウェブサイト(上記リンク)より転載

緊急ウェビナー
緊迫するアフガニスタン情勢

Wuthering Afghanistan?:
its past, present and future in thorn

 下記の通りウェビナーを開催します。

◆趣旨:
米軍の完全撤退が予定されていたアフガニスタンで、その撤退期限を待たぬ8月15日、ターリバーンによる首都制圧を受けて、政権が崩壊しました。ターリバーンが国民への恩赦や女性の権利擁護などの融和な姿勢をアピールする一方で、米軍や政権側で働いてきたアフガニスタン人の中には報復・粛清を恐れて米軍とともに国外脱出を求める者も多く、混乱と緊張が続いています。
こうした事態を受けて、「中東木曜フォーラム」では、アフガニスタン・パキスタンを専門とする地域研究者、2001年以降アフガニスタンの復興支援に携わってきたNGO、アルカーイダなど国際的ジハード主義武装組織を研究する専門家を招いて、以下の通り、緊急ウェビナーを実施します。2001年に米軍によって打倒されたターリバーンは、その後どのような経緯をたどって今政治の中心に舞い戻ったのか、20年にわたる国連やアメリカなどによるアフガニスタン復興はどのようなものだったのか、今後ターリバーンを中心とするであろう政権は、国際的ネットワークを持つジハード主義武装組織と距離を置くのか、それともこれを機に再び「テロ」が蔓延することになるのか――。研究と実践の最前線にいる三名にお話を伺います。

◆日時:
2021年8月26日(木)19:00~20:30(日本時間)
◆講師:
山根聡(大阪大学大学院言語文化研究科)
加藤真希(平和村ユナイテッド理事)
保坂修司(日本エネルギー経済研究所理事・同中東経済研究センター長)
◆司会:
酒井啓子(千葉大学グローバル関係融合研究センター長)
◆会場:
zoomによるオンライン
◆参加登録:
以下のURLから前日午前10時までに登録をお願いいたします。
https://forms.gle/4NRagqJACHsWmZ4j7
◆共催:
・新学術領域研究「グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立」
・東京大学中東地域研究センター(UTCMES)
・科研費学術変革領域研究(A)「思想と戦略が織りなす信頼構築」(研究代表者:山根聡)
・基盤研究(A)「現代イスラームにおける法源学の復権と政治・経済の新動向:過激派と対峙する主流派」(研究代表者:小杉 泰)
・基盤研究(A)「現代南アジアにおけるムスリム社会の多極化の傾向-テロとツーリズム」(研究代表者:外川昌彦)
・基盤研究(B)「暴力による民主主義の20世紀:トランスナショナルヒストリーの試み」(研究代表者:長縄宣博)

◆問合せ:鈴木啓之( c-hsuzuki87@g.ecc.u-tokyo.ac.jp)

🌟《8/24》急変するアフガニスタンの現場から(⭐緊急報告会!!⭐)(共催)

🌟アフガニスタン現地の急変を受けて、緊急報告会を実施いたします。ぜひ皆さまご参加ください!

ご案内・お申込はこちらから ⭐FBイベントページはこちら

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★8/24(火)緊急報告会:急変するアフガニスタンの現場から
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◆米軍・外国軍の完全撤退が進む中、現地では戦闘が急速に拡大・激化、様ざまな形での暴力も続き、状況が急変したアフガニスタン。
◆現在、首都カブールを含め、ほぼ全土がタリバンの支配領域となる中、現地の人たちは現在の不安定で緊迫した状況と、これから起きると思われる変化を前に、大きな不安のなかで過ごしています。
◆日本も、政府だけでなく、市民社会、NGOなども通じて、アフガニスタンに深く関わってきました。
◆今回は、アフガニスタンでの平和活動に取り組む平和村ユナイテッドと現地パートナー団体からの報告で、急変するアフガニスタンの現場の状況をお伝えし、日本からできることを考えます。

▼とき:2021年8月24日(火)19:00開始 20:30終了
▼ところ:オンライン会議システム(zoom)を使用。
▼話し手:小野山亮(平和村ユナイテッド)
アフガニスタン現地パートナー団体スタッフ
※当日の情勢や通信状況により、話し手が変更になる可能性があります。
※現地スタッフの報告は英語となり、逐次通訳を予定しています。
※当日は、録音・録画やスクリーンショットの撮影など、記録はご遠慮ください。
▼主催:アーユス仏教国際協力ネットワーク/平和村ユナイテッド
▼お申込み:下記のフォームにご記入ください。または、アーユスにメール等でお知らせください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/5d5b9d85716097
お申し込みいただいた方に、当日のURLをお送りします。

*当イベントにご参加いただくには「Zoom」アプリのダウンロードが必要です。下記URLよりPCまたはスマートフォンにダウンロードをお願いします。
事前にアカウント登録をしておくと便利です。
(PC用)https://zoom.us/download (スマホ)https://zoom.us/download#mobile_app

以上

🌟「日本アフガンNGOネットワーク」(JANN)有志団体による共同声明🌟

アフガニスタンにおける戦闘と暴力の停止、対話による平和的解決、人びとを代表する政府の樹立、全ての人びとの人権の尊重、同国への支援の継続を求めます

2021年8月20日

私たちは、アフガニスタンで活動する日本のNGOのネットワーク「日本アフガンNGOネットワーク」(JANN)の有志団体です。アフガニスタンでは戦闘が急速に拡大・激化し、様ざまな暴力も続き、さらに、首都カブールも含め、ほぼ全土で、既存の統治体系が全く変化しています。文字通り、戦争と平和の、そして国の将来の決定的な分岐点にある今、私たちは、あらためて、アフガニスタンにおける平和を心より希求し、以下の要請をいたします。

戦闘と暴力の停止について

アフガニスタンに駐留する外国軍の完全撤退の期限が迫る中、戦闘が急速に拡大・激化し、また様ざまな形での暴力も続き、一般市民を含む多数の人びとが死傷、多くの被害も出ています。人々の悲しみ、怒り、苦しみははかりしれません。私たちは、亡くなられた方々に深く哀悼の意を捧げるとともに、ご家族や親族、友人の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。

私たちは、依然、そうした戦闘と暴力が続くことを強く懸念します。私たちは、武力による攻撃と暴力を非難し、ただちに、そして将来にわたり、戦闘と暴力が停止されることを求めます。そして、関係主体、関係国、国連、日本政府を含む国際社会が、この状況に対して、そして将来にわたり、さらなる武力で応じるのではなく、戦闘と暴力停止のためのあらゆる働きかけを行うことを要請します。

対話による平和的解決、人びとを代表する政府の樹立、全ての人びとの人権の尊重

私たちは現地の人びととともに、現地に根づいて活動に取り組む団体として、戦争と暴力によってもたらされるのが、悲しみ、怒り、苦しみだけであるということを経験してきました。戦争と暴力で問題の解決をもたらすことはできません。

私たちは、これまで多くの人びとの努力によって進められてきた紛争当事者を含む和平プロセスに敬意を表します。現在、状況が大きく変わったとはいえ、対話による平和的解決の必要性、重要性に変わりはありません。私たちは、包括的な人びとの層を含む対話による現状の平和的解決、そしてそれを通した人びとを代表する政府の樹立を求めます。そして、その中で、また将来・社会全般にわたり、全ての人びとの人権が尊重されることを求めます。さらに、関係主体、関係国、国連、日本政府を含む国際社会が、そのためのあらゆる働きかけを行うことを要請します。

アフガニスタンへの支援の継続

アフガニスタンはこれまでも、世界から忘れられ、あるいは孤立し、それが人道危機に、また戦争や暴力にもつながるという悲劇を繰り返してきました。私たちは国際社会に対し、現在すでに発生している深刻な人道危機に対しての支援も含め、多様な分野でのアフガニスタンへの支援を継続し、必要に応じて強化していくことを要請します。

アフガニスタンの人びととともに、平和を願ってやみません。

以上

「日本アフガンNGOネットワーク」(JANN)有志団体(2021年8月23日現在)

特定非営利活動法人ADRA Japan
認定特定非営利活動法人カレーズの会
特定非営利活動法人ジェン
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
特定非営利活動法人難民を助ける会
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
一般社団法人平和村ユナイテッド
他1団体

🌟緊急🌟アフガニスタンにおける戦闘と暴力の停止、対話による現状の平和的解決、全ての人びとの人権の尊重を求めます

2021年8月16日

アフガニスタンでは戦闘が急速に拡大・激化し、また様ざまな形での暴力も続き、一般市民を含めて多数の人びとが死傷、多くの被害も出ています。さらに、首都カブールも含め、ほぼ全土で、既存の統治体系が全く変化しています。文字通り、戦争と平和の、そして国の将来の決定的な分岐点にある今、私たちは、あらためて、アフガニスタンにおける平和を心より希求し、以下の要請をいたします。

戦闘と暴力の停止について

アフガニスタンに駐留する外国軍の完全撤退の期限が迫る中、戦闘が急速に拡大・激化しており、また様ざまな形での暴力も続き、一般市民を含む多数の人びとが死傷し、多くの被害が出ています。人々の悲しみ、怒り、苦しみははかりしれません。私たちは、亡くなられた方のご冥福を謹んでお祈りするとともに、ご家族や親族、友人の皆さまに心より哀悼の意を表します。

私たちは、依然、そうした戦闘と暴力が続くことを強く懸念します。私たちは、武力による攻撃と暴力を非難し、ただちに戦闘と暴力が停止されることを求めます。そして、関係主体、関係国、国連、日本政府を含む国際社会が、戦闘と暴力停止のためのあらゆる働きかけを行うことを要請します。

対話による現状の平和的解決、全ての人びとの人権の尊重

私たちは現地の人びととともに、現地に根づいて活動に取り組む団体として、戦争と暴力によってもたらされるのが、悲しみ、怒り、苦しみだけであるということを経験してきました。戦争と暴力で問題の解決をもたらすことはできません。

私たちは、これまで多くの人びとの努力によって進められてきた紛争当事者を含む和平プロセスに敬意を表します。現在、状況が大きく変わったとはいえ、対話による平和的解決の必要性、重要性に変わりはありません。私たちは、対話による現状の平和的解決を求めます。そして、その中で、また将来にわたり、全ての人びとの人権が尊重されることを求めます。さらに、関係主体、関係国、国連、日本政府を含む国際社会が、そのためのあらゆる働きかけを行うことを要請します。

アフガニスタンの人びととともに、平和を願ってやみません。

以上

一般社団法人平和村ユナイテッド

🌟「平和大使」☆宣誓!の巻🌟

⭐た、大変ですっ!「平和大使」が宣誓式!式を終えて集合!あれっ、日本からも?!


ペシャワールで行っているワークショップで平和をつくることについて学んだ青年たち。多くの地域に平和のメッセージを届けたくとも人が足りない!そこで、青年グループの1つは、自分たちも含め、これまでのこの活動の準備過程や、ワークショップ後に実施する地域の人びととのピースアクションに参加してくれた青年たちの中から、それぞれの地域で責任をもって平和をつくる活動を行ってもらう青年たちを「平和大使」として選び、活動を担ってもらうことにしました!何と興味深い!

「平和大使」の選考基準は、その地域出身であること、平和をつくることについての知識、地域に受け入れられていること、地域の人びとや青年たちとのネットワークなどです。アフガニスタンとの国境地域である旧「連邦部族直轄地域」(FATA)を含むハイバル・パシュトゥンフア州(KP州・ペシャワールが州都)の様ざまな地域から、このアクションを企画したグループメンバーを含めて、20人の青年が選ばれました!

グループメンバーの青年たちは、事前にも、活動の趣旨などを、選ばれた他の「平和大使」に説明をし、そのうえで、平和大使」の宣誓式を実施!

そして、日本からも当団体理事が参加!ユナイト!

🌷 当日プログラムはこんな感じです!

  1. 参加者到着
  2. コーラン暗誦
  3. オープニングスピーチとペアになっての他己紹介、進行役も青年自身!今回アクションの全体リーダー!
  4. 若者スピーチ①
  5. 若者スピーチ②
  6. ゲストスピーチ:宗教者からのメッセージ。イスラム教の平和の教え。
  7. ゲストスピーチ:現地パートナー団体からのメッセージ
  8. ゲストスピーチ:日本の平和人(当団体理事)よりメッセージ
  9. 平和大使就任の宣誓
  10. 記念撮影とリフレッシュメントタイム

3.オープニングスピーチとペアになっての他己紹介

  • 全体の会の運びを、現地パートナー団体ではなく、青年リーダーが行っています!素晴らしい!オープニングスピーチも熱が伝わってきました。15分くらいです。内容は以下のようなものでした!アツいぜ!
  • 「選ばれた20人は20の異なる地域を代表している。20人を通じて平和をつくるという私たちの目標を伝えていきたい。青年たちに健全な活動に関わってもらうことができれば、青年たちは、自然に、地域にポジティブな貢献をしてくれるはず。戦争は解決ではない。戦争は知識の欠如や誤った情報によって作り出されている。そこで本日、皆さん、平和大使がそれぞれの地域での寛容と平和を促進するために派遣されます!皆さんは、宗教・宗派、肌の色、民族をもとに作り出される紛争を終わらさねばならない!皆さんは、地域の人道精神と平和のために働いているのです!」

  • 自己紹介は、ペアで名前、出身地、趣味、自分の悪いところを数分話し合い、全体に開いて相手のことを紹介します。趣味としてあがっていたものには、映画、バドミントン、スケッチ、など日本でも出そうなものが多かったです!自分の悪いところといえばケータイの使用時間を減らしたい、など・・・(これも日本でも出そうです…)

4.5.平和大使スピーチ①②

  • 平和大使の青年2人からそれぞれスピーチ!どちらもとても自信に満ちていて力強く、10分くらい途切れることなく話し続けていました。PPTなどは使わず、手元に小さいメモだけ持って、周りをしっかり見てアツいメッセージを発している様子が印象的でした!聞いている方もうなずき、聞き入っていました!
  • 内容は以下のようなものでした!
  • 「全ての紛争は、人びとの間の信頼の欠如、コミュニケーションの欠如、意見の相違に基づいています。人びとの間に相違を引き起こすステレオタイプや情報をつくり、助長する人たちもいます。そこで皆さんはこれから、自身の地域において、人の振る舞いや、友好的で理解し合えるような考え方に働きかけていくことになります!平和と寛容のために、自身の両親、宗教指導者、政治指導者、青年たちを動員していくことになります!」

  • 「平和大使は地域の問題の解決に取り組むことになります。地域での人権や寛容の促進のため、青年たちに関わってもらうように努めなければならない。すべての関係者に尊厳をもって接しなければならない。皆に平等に接し、お互いの不信感を減らしていかなければならない。」

6.ゲストスピーチ: 宗教者からのメッセージ。イスラム教の平和の教え。

  • イスラムはすべての人に平等の権利を与えている。肌の色、人種、ジェンダー、土地に基づく差別はない。今回、イスラム教徒ではない日本人の参加も!はるばる日本からここにやってきています!日本でもこの活動を応援してくれているでしょう!平和な社会づくりに宗教の違いは関係ないのです!今回の参加に、皆さん拍手を!

7.ゲストスピーチ:現地パートナー団体からのメッセージ

  • 私は今まで40か国以上を訪問してきたけれど、どの国が一番好きか、との質問にはパキスタン、と答える。パキスタンは祝福を受けた国である。パキスタン多文化の国である。今ここにいるグループでさえ多様でしょう。自然資源もある国、このポテンシャルを活かしてください。日本や韓国では英語も通じなかったが皆さんは英語もできる。
  • 自分は田舎の生まれで、自分の学生時代は今よりさらに何もないような環境。学校はあってもファシリティは十分でなかった。そんな自分でも、今、団体の代表をつとめ、グローバルに活動し、たくさんの活動を手がけている。自分でもこのように活躍できるなら、今の世代の皆さんができないはずはない、もっと恵まれているはず。
  • イスラマバードにある大学に呼ばれて、国際的なキャンペーンになっている「キラーロボット」禁止に関する講演をしてきた。(※「キラーロボット」:人間の判断を介さないで攻撃する自律型兵器)。ぜひ、皆さんもグローバルな視点を養ってください。研修のチャンスや、奨学金への申請とか、イベント参加など、具体的なガイダンスが必要だったら団体としても協力するのでコンタクトしてください、オフィスにも来たらいいですよ。大事なことは、「どれだけ稼げるか」にとらわれないこと。何をとげたいか、自分の問題意識に集中し、能力経験をたくさん養って!

8.ゲストスピーチ:日本の平和人(当団体理事)よりメッセージ

  • この地に日本人が来るハードルはすごく高い。だから今回来られてとてもうれしく、この場にいられて光栄です。パートナーからはグローバルな視点の重要性の強調がありましたが、私は逆に皆さんの活動から、ローカルに取り組む大事さを学んでいます。日本だと、争いや戦争というと、国と国同士とか、どこか違うレベルでの話にとらえがちで、「平和」への当事者意識が弱い気がします。皆さんは自分のまわり、住んでいるコミュニティで直面している社会問題があり、それに取り組んでいるので、自分事として、自分の周りから、むしろ自分自身から変えていこうとしている姿をとても尊敬しています。青年平和アクションの内容もとても興味深くて、詩や絵など豊かな表現法で平和を作ろうとしていて。本当にアーティストだと感じています。今ここには私しかいないけれど日本で私の同僚やサポーターが皆さんのことに注目して応援していますよ!(👏)

9.平和大使就任の宣誓

  • 全員で宣誓分を読み上げました!

「私は、地域の平和と安定の促進のために働くことを誓います。地域にて、国全体の調和と発展のためにも働きます。社会の、とりわけ、青年の小さな争いごとを解決するため、積極的に取り組みます。パキスタンよ、永遠に!」

  • 最後に宣誓書にサイン!

アクションを終えて

  • 皆さんの服装がパリッとしていて、男性はワスカット(ベスト)にポケットチーフ、おしゃれだと感じました!女性はスカーフをまとっているものの顔は出していました。
  • さすが選ばれた人たちだけあって(?)、2時間以上にわたる会にちゃんと集中して最後まで聞き入っていました!
  • 全員が議論するプログラムではなかったので、(発言者が決まっていたことと、シンボリックな宣誓式だったこと)女性たちから発言が聞かれなかったのが少し残念でしたが、自己紹介のところではハキハキ話していました!
  • 会の終了後のリフレッシュメントの時間に、自分の少年時代にあった軍事作戦の際、大事な人が殺害された、自分も突然の襲撃に逃げたという体験を話してくれ、紛争、そして平和を自分事としてとらえているからこそ、このような活動に携わっているということを教えてくれた青年もいました。

🌺「平和大使」!今後の活動がとても楽しみです!ユナイト!

🌟「平和大使」躍動!&ユナイト!の巻🌟

🌷アフガニスタンの活動では、自身の地域で平和活動を担う担当者を「平和大使」(Peace Ambassadors)と呼んでいます!その平和大使、そしてこれまで活動に参加してきた地域の人たちを招いて、活動4地域による経験交流を実施しました!約20名が参加!ユナイト!地域担当者だけでなく、すでに活動に参加してくれている人たちも、「平和大使」ですね!

🌸また、同じく平和活動を行う当団体のパキスタン側のパートナー団体からもスタッフが参加!そして、日本からも参加しました!ユナイト!

🌺活動の振り返りの中で、以下のような内容が共有されました!たくさんの成果がっ!すごいっ!

  • 「平和のためのランニング!」のアクションでは、争いを起こしていたグループを招いて参加してもらったことで、争いも解決した。大きな成果となった。
  • 活動に厳しい制限がある中、女性たちの活動も実施することができた。強制結婚、児童結婚、女性教育の欠如などの問題がある。
  • 今後の活動には、SNSや印刷媒体なども使用していきたい。
  • 「ピースアート」の活動には、多くの参加があり、平和に関する想像を表現することができた。
  • 「戦争遺児のサポート」のアクションでは、笑顔を忘れていた子どもたちに笑顔をもたらすことができた。
  • 地域の人それぞれがアドボカシーを行っていくための研修では、行っていく責任や、どのように発信者になるかを伝えることができた。大きな成果だった。
  • 自分自身が活動を通じて能力を高めることができ、仲裁などを行うことができるようになった。
  • 「ブッククラブ」の活動は、継続されており、本が借りられている。自分は教員なので、学校でこのことを案内したところ、多くの生徒たちが本を借り、学んでいる。
  • 平和の学び合いの活動には多数が参加し、参加者は学びだけではなく、日常生活で学びを実践している。
  • 現在、地域の平和活動担当者は男性だけであるが、女性を含めていく可能性がある。
  • 変化は、そもそも自分自身に起こった。この平和活動に関わる前は、今のようではなく、他の人たちのように、過激な思想を持っていた。

🌼将来実施したいアクションとして、以下の案が出されました!Oh!興味深い!

【グループA】

  • 戦争遺児のためのセンターを運営し、教育活動、特に平和教育とともに精神的・モラルサポートを行っていきたい。
  • 公の場所でのピースアートやピースメッセージの掲示。
  • 地域の詩人を招いての平和の詩の会。
  • 地域の人びとが一つになって行う植樹をし、その場を平和公園としていく活動「緑のピースアクション!」の「トラボラ」での実施。トラボラは様ざまな勢力が入り乱れて戦闘を行ってきた場所で、こうした場所でのこの活動は平和の象徴となる。(植樹自体はこの4月に実施)

「グループB」

  • ピースアートの活動
  • 地域のスポーツを通じた平和
  • これまですでに活動に参加してきた人たちの意欲を高めるようなアクション
  • 公の場所でのピースアートとメッセージ
  • 平和のための地域間交流
  • 緑のピースアクション!

「グループC」

  • 同様の活動の継続
  • ピースアートの継続
  • ブッククラブの拡大
  • スポーツを通じた平和
  • 緑のピースアクション!

「グループD」

  • ピースランニングの継続
  • ピースアート
  • 平和に関連する形で行う地域の人たちへの水の供給の活動
  • 詩人を招いて行う平和の詩の会
  • 緑のピースアクション!

🌻オンライン参加した当団体のパキスタンでのパートナー団体のスタッフからもコメントがあり、やり取りの中で、以下のような話し合いをしました!

  • 地域の人びとの自発的な活動が重要であるため、パキスタンではワークショップを経た青年たちのアクションが行われており、アフガニスタンでは地域リーダーたちが主導的役割を果たしているという共通点の確認。
  • また、こうした地域のボランティア平和活動は様々な形態をとりうるが、平和という目的が適切にたてられているかなどについて議論。
  • 両国の紛争と平和には、どちらか一方ではなく、両国とも関わりがあるので、両国で平和活動を行うことと、その連帯の重要性も確認。

🌟「平和大使」躍動!&ユナイト!🌟

🌟平和人☆発信!-「ナンガ」(アドボカシー)研修!女性たち!

⭐ 地域の人びとそれぞれがアドボカシーを行っていくための能力強化研修を実施!🌷参加者が女性たちからなる研修もありました!

「アドボカシー」という言葉には、発信・啓発・提言・キャンペーン活動などの意味が含まれますが、アフガニスタンの現地では、ننګه(Nanga)という言葉が使われることがあるそうです。とても興味深い!(前回のご報告→https://pv-u.org/2021/07/15/1-7/1523/

こういった集まりへの女性の参加自体が極めて難しく、実施が困難な地域も多く、可能だった実施でも、現段階では、参加者が極めて限られているような状況です。ある地域では、参加者は主に主婦。全員が非識字です。一方で、別の地域では、教員、学生、助産師、マドラサの学生からなる女性たちほかが参加しました。

女性たちの研修では、夫、義母、義姉などからの物理的・精神的な暴力や、十分な食べ物や服が止められるなどの虐待があること、女性たちが尊重もされていない状況、抑鬱状態にもなり、本来、女性が果たしている責任も感じられないなど、女性たちの置かれた過酷な現実も共有されました。

女性たちからは、長く続く戦争と暴力、それに伴う不安定な政治的・経済的状況が、女性に特に大きな影響を及ぼしているが、平和構築における女性への考慮が少なく、女性たちにより注意を払うべきできあるとの指摘がなされました。また、女性たちには暴力をなくす大きな役割があること、平和な社会のために、自分自身や社会の女性全体に、より注意を払う必要があることについての発言がありました。また、平和は自然にやってくるものではなく、それに向けて働きかけていくべきものだという発言、また、研修の学びを実行に移すこと、沈黙しないこと、一歩でも踏み出すこと、などについての発言もあがりました!

🌟過酷な状況で声を上げる人たち!すごいっ!皆が「平和人」!平和人☆発信!☆ユナイト!

🌟平和人☆発信!-「ナンガ」(アドボカシー)研修!

⭐地域の人びとそれぞれがアドボカシーを行っていくための能力強化研修を実施!

「アドボカシー」という言葉には、発信・啓発・提言・キャンペーン活動などの意味が含まれますが、アフガニスタンの現地では、ننګه(Nanga)という言葉が使われることがあるそうです。とても興味深い!

毎月1回、4か月、4か所で計16回にわたります!各回15-25名程度。青年男性、学生、年長者、そして女性の活動が極めて難しい中、女性の参加も!これまで実施した平和と非暴力の学び合いへの参加者も含んでいます。様ざまな具体例も交えて議論が進行!現地の現実を突きつけられるような事例も。。

  • 「アドボカシー」という言葉自体が、現地では一般にはあまりなじみがないため、あらためて言葉の説明を行いました!「あらゆる分野において、社会の問題に影響を及ぼす、もしくは問題を解決することを試みること」との説明を行いました。

  • そのうえで、「平和のための」アドボカシーについての話し合いを行いました。

  • 特に青年たちの社会における責任が取り上げられたほか、どのようにアドボカシーを行えるのかについての説明を行いました。以下のように話されました。アドボカシーは自身では声を上げられない人たちのために立つものでもある。声を上げられない人たちの中には、子ども(早期結婚の場合なども)や女性を含んでいる。そうしたとき、特に青年たちがアドボカシーを行える立場にあることも多く、そうした人たちのために、親たち、年長者、意思決定者に対して正しいことを伝える必要があり、またその責任を負っている。

  • 平和のためのアドボカシーの例としてあげられたものは以下の通りです。平和や暴力について、また、当活動の学び合いの中で取り上げられたことなどを、友人や家族に伝える。安全管理に注意が必要だが、ソーシャルメディアを利用する。ほかにも、暴力を減らすこと、平和への訴え、何か問題になっていること、戦争について、暴力や戦争による被害、和平交渉へのサポート、家庭内での平和について伝えるなどが考えられる。

  • 参加者からも、人々の恐怖を和らげ、適切なアクションを取れるようにするため、家族や親せきに平和にかかわるメッセージを口頭で伝えたり、SNSでの発信を行ったりしている(ただし本名を使用せず)との例があげられました。普通の地域住民のようであっても、過激武装集団をサポートしているような場合もあり、安全管理には注意が必要であるとのことです。

  • このアドボカシー研修を受けて、暴力を減らすべく、学びを通じて平和をつくるといい、地域の人びとのための無料の学びの場を設けた青年たちがおり、数学、読み書きを教え始めたそうです!この青年たちは、地域の親たちに、この学びの場に子どもを通わせるよう、言って回るアドボカシーを行っているそうです!すごいです!

  • 過酷な状況で声を上げる人たち!すごいっ!皆が「平和人」!平和人☆発信!☆ユナイト!

※ 女性たちの活動に厳しい制限がある中、女性たちによるアドボカシー研修も実施されました!後日ご報告いたします!

🌟平和人列伝☆女性たち-女性・青少年への心理的サポート! 🌟

紛争に直面してきたパキスタン。地域社会、とりわけ女性や青少年はより脆弱であり、紛争中に限らず、直近の避難民となっている間にも、虐待や搾取、暴力、そして差別のリスクに直面してきました。地域社会は非常に強いストレスがかかる状況を経験し、それは人々の精神衛生へと影響して、彼らは身体的・心理的な健康の問題を抱えています。ハイバル・パフトゥンハー州(KP)の社会構造は過去の紛争により多大な影響を受けましたが、紛争の影響を被った脆弱な青少年と女性を支援する社会福祉もその一つです。

⭐女性グループのリーダーは、地域の様々な女性を招いて、実施することになったアクションの重要性を強調しました!リーダーが参加者に話したところによれば、アクションの前に実施する自分たちが参加した平和を学ぶワークショップでは、スワート(ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさん出身地)出身の女性の多くが、2010年の紛争によって地域が多くの心理的な問題を抱えており、人々が依然として心に恐怖を抱いているので、そうした人々のためにこのようなアクションを実施したいと依頼したということです。また、リーダーは参加した女性たちに、社会の中で女性として、私たちは、社会にある強制結婚や児童婚、虐待そして搾取の状況問題に直面しており、そうした問題も心理的な問題の一因となっていると述べました。

🌷このアクションの主な目的は、活動に参加してくれる女性たちの能力強化を通じて、KP州で紛争の影響を受けた少女やその家族を、暴力、虐待、ネグレクト(放棄)および搾取から保護する環境を確保することです!

全てのこうした問題のため、心理的問題を、児童や家族に対する教育のような社会活動への女性の参加を通じてなくしていくことが必要です。また、社会活動への女性の参加には、地方自治体の選挙への参加も含まれます。パキスタン政府は今後の地方自治体の仕組みとして、一定数の女性に割り当てられた議席を承認しているからです。さらに、リーダーが言うには、パキスタン政府は現在、ベナズィール所得支援プログラム(2007年に殺害されたベナズィール・ブット首相(女性)の名から)を通じて、地域に根付いたビジネスのアイデアへの女性からの応募を受け付けています。リーダーによれば、全てのこうした機会が女性全員にとって重要となるのは、これが女性を直接的に支援するものであり、日々の心理的問題を克服するものとなるからです。自分たち女性が精神的に強くある時、家族と子供たちに平和的な手段を受け入れる意欲を起こさせ、地域社会に寛容の気持ちを促進することができるのだとリーダーは語りました!

🌸アクションの目的・目標が説明された後、グループリーダーは全参加者を3つのグループに分けてグループ・ワークを行いました。リーダーは参加者に、25分の間に、自身の考えを示し、地域社会で自分がどのような心理的問題に直面しているか説明してほしいと話しました。

以下は、各グループの女性たちがあげた心理的問題の主要な要因です。

【グループA】

  • 不妊(グループによれば、子どもを産めないことで、女性は時に心理的なストレスを感じます)
  • ある種の投薬治療(時に女性は生殖を目的とした投薬治療を行います)
  • 重病(女性の健康問題)
  • 死あるいは喪失(時に女性は、自分の感情が理由で家族との縁が切れてしまうのではないかという気持ちになります)

【グループB】

  •  遺伝的問題(遺伝的疾患のために、女性は地域社会で恐怖を感じています)
  •  虐待
  •  結婚の仕組みやあり方
  •  女性が感情を公然と表すことができないこと

【グループC】

  •  家族の紛争(土地や家族の問題についての紛争)
  •  社会的な行事への参加が許可されないこと
  •  社会における女性への強固な規範(権利がないこと)

以上の議論から、参加者たちが語ったのは、社会において自身の感情を表現し、権利を享受する建設的な場がないために、女性たちが非常に苦しい状況に置かれているということです。よって、これらの問題全てが女性の健康および心的な健康状態に直接的に影響します。

🌼一人の青年が全参加者に語ったのは、参加者全員が地域内でこうした問題に対して取り組む主体であってほしいということ、この目的のために草の根レベルで取り組み、問題や感情を共有するつながりを作っていく必要があるということです!また、全員が少女たちに教育を受けさせるよう家族に働きかけること、地域の女性たちに生涯学習を提供できることも話しました!

🌺このアクションでは、地域に根差した教員たちが何人か参加してくれました!自分たちは地域社会において草の根レベルで活動しており、地域の学校を通じて地域の女性たちにこういった情報を共有すると語りました!また、地域の青年たちとともに心理的な問題の緩和に取り組んでいくと述べました!これに関連して、女性の健康問題改善のために、精神衛生の問題に取り組んでいる地域社会組織(CSO)や、教育行政、所得支援プログラムの代表といった地域の他のサービス提供者への照会システムを構築する計画を立てているとのことです!

🌟厳しい状況の中、活動を続ける女性たち!ユナイト!

🌟平和人列伝☆女性たち-キャリア・カウンセリング!望む将来に向けて!


活動地ペシャワールがあるハイバル・パフトゥンハー州(KP)では、公立大学で様々な専門分野で教育を受けた女性の多くが、文化的障壁や宗教的プレッシャー、家族の干渉により、自身の専門分野を役に立てることができない方向へと進んでいるとのことです。全ての女性が家族の希望に沿う形で仕事を始め、その多くが家庭における主婦、あるいは世話係となっているとのこと。彼女たちに対するこのような社会からの反応は、教育を受けた女性の搾取と誤解へとつながり、また、こうした状況は家族制度に影響し、社会を不安定にするとのことです。

⭐こうした背景から、この活動でのワークショップで研修を積んだ女性によって、女性たちのキャリア・カウンセリングについて議論し、行動を呼びかけるアクションが実行されました!

この青年グループは、地域での自身の経験からこのアクションを選びました。彼女たちはこのアクションに、私立学校の教員、若い女性、そして地域の人たちからなる参加者を招待しました。

グループリーダーによれば、社会のあらゆるところで女性のエンパワーメントについて語られているにもかかわらず、実際には、KP州の地方部では、地域で暮らす女性たちにとって適切なエンパワーメントプログラムが存在しません。さらに、彼女が言うには、パンジャーブ州政府は教育カリキュラムに女性に対するキャリア・カウンセリングを導入しましたが、KP州では政府のそうした政策はありません。女性たちは非常に専門的な学位を得ているのですが、それに対し、社会における多くの問題に直面しているために、ふさわしいキャリアを開始することができずにいます。家族は私たちに専門性にかなった職に就くことを許してくれませんし、それどころか競争試験に応募書類を提出することも許可されません。グループリーダーによれば、多くの家族は非常に宗教的で、女性の活動を厳格に家庭内に制限していますので、彼女たちは家庭内における日常的な仕事をしています。

🌷グループリーダーたちは、女性にとって他の女性と感じていることや希望を共有する適切な場がないので、女性に対するキャリア・カウンセリングについて伝えるためにこの場を設けたのだと参加者に語りました!また、グループリーダーたちは、参加者に、自分の希望と教育に沿って仕事を選んでほしいということ、さらにこの問題について家族に働きかけてほしいということ、人は自身の好きな分野で働かないと能力とやる気を失ってしまうのだということを伝えました!

🌺グループワークでは、参加者全員が意見と、地域社会に基づくプログラムにおいて女性へのキャリア・カウンセリングを進めていくための様々なアイディアを共有しました!

ある参加者は、女性の警察官として働くことに興味があったけれども、もし警察に就職したら自分たちはあなたのの親ではないと両親に言われたと語りました。このプレッシャーによって、彼女は私立学校で働くことを選びました。別の参加者は、政治家になりたかったけれども、そうした彼女の希望に対して、家族は非常に強い不信感を持ったという経験を話しました。また、別の参加者は、人々はキャリア・カウンセリングについて語るけれど、私たちの家族は婚礼や結婚相手の自由な選択も許可していない、と述べました。

全ての参加者が共通して語ったのは、こうした状況によって、私たちの社会の女性は自身の家族や子どもを社会に合わせていくようにする立場にないということです。

💐アクションの最後には、参加者全員が、社会における教育を受けた女性として、家族や地域において、ともに行動することを通して女性のエンパワーメントを促進していこうということで一致しました!

🌼この青年グループはこのアクションに何人かの私立学校教員を招きました。青年メンバーによれば、彼女たちは、学校の女子学生にキャリア・カウンセリングについての特別授業を行うつもりだということです。教員たちは、これからの世代に自分たちの権利や気持ちの尊重について伝え、彼女たちの考え方を導くことが自分たちの願いなのだと語りました。さらに、教員たちは、それぞれの教員には学校の25人から30人の女子学生がおり、キャリア・カウンセリングについて日常業務の中で特別に時間を設けて実施する計画を進めていくと話しました。

🌟厳しい状況の中、望む将来に向けて!ユナイト!

🌟平和人列伝☆女性たち-ハラスメントと闘う!

☆ペシャワールの公立大学において女性へのハラスメントは、とても日常的な問題になってしまっているようです。「パルダ」という女性隔離の慣習から、女性の行動や移動には非常に制限があって、こうした制限から、女性は教育機関でも、自身を守る力がないとのことです。男性教師の多くが、大学における女性に対する性的ハラスメントに関わっているとのこと。

こうした背景から、公立大学における女性へのハラスメントについて議論し、行動を呼びかけるアクションが行われました!具体的なハラスメントの体験も共有されています。厳しい状況下で闘う女性たち!すごいっ!

🌷まず、グループ・リーダーより、グループの全参加者に歓迎の言葉が述べられました。彼女は参加者に「このミーティングで非常に重要な女性の抱える問題について話したいと思います」と伝え、「大学の学生として、学部で私たちは同じ問題に直面しており、本日はその問題についてみなさんに伝えたいと思ってここにいます」と語りました。

彼女が言うには、男性教師や職員が女性に対するハラスメントに関わっています。彼らは女子学生を呼び出し、「私とプライベートな時間を過ごして関係を深めるなら、大学の期末によい成績を与えるし、君は奨学金を得ることができる」と言ったのだそうです。

グループリーダーは参加者に、「この地域の公立大学におけるこうした全ての困難を意識し、大学内であなたの尊厳を守る方法を取り入れましょう」と伝えました。また、彼女は、今述べたようなことについて誰かに言われたら、そのことについて大学の運営側に直接報告することができること、その理由としてパキスタン政府が女性保護法を議会で通し、女性の権利が大学の運営側によって守られることについても参加者に認識してもらいました。

参加者からは以下のような発言がありました。

参加者1:私も仕事で同じような問題に直面しました。学校のオーナーが私に「親しくなって外で会うようになれば、月給を上げる」と言ったんです。

参加者2および参加者3:私たちは大学で同じクラスにいたのですが、事務長が私たちを招いて「君たちが自分に親密な感情を持つのなら、学費を免除する」と言いました。

💐以上の議論を踏まえて、参加した全ての女性は大学においてこの問題に対する意識を高め、ハラスメントによる負の結果について他の女性に伝えていこうという点で一致しました!

🍀グループリーダーはアクションの前に行われた平和に関するワークショップに参加したペシャワールの青少年メンバーです。ワークショップの後のアクションを行うために、この問題に焦点をあてました。

彼女はワークショップでこの問題について議論し、公立大学における女性に対するハラスメントの事例をいくつか共有しました。他の青少年メンバーに、自分と友人がそうしたひどい体験をしたと語りました。

さらに、「ワークショップの後、私たちは大学で女性に対する性的ハラスメントに対する抗議の行進とデモをしました。私たちはこの問題について他の多くの女性学生に伝え、そうした行為について大学の運営側に報告してほしいと説得しました」と話しています。

⭐厳しい状況下で闘う女性たち!すごいっ!ユナイト!🌸

🌟平和人列伝☆アーティスト編-発表の巻!🌟

🍀アフガニスタン…まさに戦闘や事件が起こっているような地域で、平和への思いをアートにする活動、作品発表の様子!🌷

中にはいくつか「銃」の絵も…右上隅の絵には「銃を壊し、かわりにペンを持とう」とあります!参加者が描く銃や武器の絵は精巧で、いかに身近にあるのかが分かります。そうした文脈からも、武器に反対する絵を描くことがどれだけすごいことか分かると思います。

🌞また、子どもが指さしている絵には「太陽のように、平和は明るく輝いている」とあります!絵に込めた思いのためにも平和を!

💐参加者は、年長者、青年、少年の男女を含んでいますね!こちらも、いいね!

🌟応援お礼!「紛争地住民発☆アフガニスタン緑のピースアクション!」🌟

💐🍀😊🌸 🌳応援お礼!(キャンペーン完了後)⭐🌞🌱🌷🌼

雪解けから春に向かう季節、毎年、戦闘が激化…今年は特に、米軍/外国軍の完全撤退を前にして、戦争と平和の決定的な分岐点…こうした中、住民が一つになり、植樹を行い、その植樹場所を「平和公園」とし、様ざまな平和活動も実施していくアクション!

🌟皆さまからのたくさんの応援をいただきまして、植樹が可能になりました!心より、心より感謝申し上げます!本当にありがとうございました!🍀グリーン!🌷ピース! 😊ラブリーなお礼の写真が現地から届いております!

クラウドファンディングキャンペーン(2021年4/1-30実施)サイトを通じて265,351円、別途の形で19,000円、計:284,351円のご寄付、多くの励ましのメッセージ、広報へのご協力、ご取材など、大きな、大きな力をいただきました!おかげさまでアクションが可能になりました!🎉心より、心より感謝申し上げます!

クラウドファンディング(CF)キャンペーンサイト
お礼と現段階での活動進捗報告(上記CFキャンペーンサイト活動報告ページ)

🍀CFキャンペーンは完了しましたが、「平和公園」の活動はまだまだ続きます!今後とも、随時、ご報告をしてまいります!今後とも、応援どうぞよろしくお願い申し上げます!🌷ピース!ユナイト!🌸


以下、アクションの概要(クラウドファンディング・キャンペーンサイト掲載内容より編集)

皆さん、こんにちは!「平和村ユナイテッド」です!

☆紛争が続くアフガニスタン…雪解けから春に向かうこの季節、毎年、戦闘が激化。今年は特に、5月1日期限の米軍撤退が進めば内戦か、進まなければ武装勢力側の強い反発か、といった様ざまな懸念が出ています。

☆まさにこうした中でのピースアクションを、紛争地の人びと自身が発案! デリケートな取り組みが非常に困難な状況下、実施可能なギリギリのアクションです!

☆この実施を、皆さまのご寄付で応援していただけませんか?

🌟「緑のピースアクション!」‐ピース植樹と平和の集い場づくり!予定されている内容は以下!Oh!これはスゴイ!

  • 戦争と平和の決定的な分岐点にある今、シンボリックなピースアクション!
  • 多様な参加者でピース!政府軍・外国軍や複数の武装勢力が入り乱れる戦闘地。住民たちにも様々なグループや考え方が。そんな違いも超え、主に青年たちに呼びかけて、春の季節、ともに植樹や、その後の管理を実施!通常、様ざまな参加者による活動自体が困難であり、これ自体が大きなピースアクション!
  • ピースメッセージ&アクション!植樹や管理活動の中で、平和にかかわるテーマを選んで議論し、ピースメッセージを紙に書き出すなどのアクションを実施!
  • 平和の集い場づくり!植樹の場所を、人びとの集い場や様々なピースアクションの場として使っていく。

【時期・地域・体制】植樹は2021年4月半ばより1か月程度の期間内に、アフガニスタン東部ナンガルハル県の3つの地域で実施(ただし治安状況など現地状況により変更可能性あり)。当団体と現地パートナーNGO(Your Voice Organization: YVO)が側面サポート。発案・実施自体は現地の人びと自身!

🌟 背景と経緯:

数十年にもわたり紛争下にあるアフガニスタン。外国軍の撤退が進むにつれ、戦闘も激化。こうした紛争の原因かつ結果として、武力への依存、暴力が身近に存在する状況があげられます。銃や武器も社会に蔓延しており、地域での争いに武装勢力が加わり、より大きな暴力につながることも。当団体は、地域の人びと自身がこうした状況に対抗し、経験した争いごとや解決の学び合いを行い、その学び合いも踏まえた何らかのピースアクションを行うことを支援しています。今回のアクションは、まさに戦争と平和の決定的な分岐点にある今、現地の人びとから提案された企画です!

☆これまでのアクション例:「戦争遺児のサポート!」「戦争で廃れた伝統格技復興!」「ランニングでピース!」「平和に関する読書と議論アクション!」
☆これまでのアクション例:平和への思いを絵にするピースアート!

🌟 ご寄付の使途

当初目標額:350,000円。使途:苗木代(100本×3地域=300本)、シャベル、バケツ、運搬費、横断幕・メッセージや名前など掲示用物品費、活動説明資料費、会合費・軽飲食費、運営費(交通費・通信費・人件費)など。(当初の目標額を上回った場合には、同国での平和活動全体(こちら→https://pv-u.org/activity/)や当アクションの今後の運営や拡大の経費に充当。随時、新たな目標額に更新予定。

🌟 平和への連帯のためご寄付者名掲示を検討中

札や標識などでの寄付者名掲示を検討中。「応援メッセージ」欄に英字アルファベットでお名前をお寄せくださった方は、その読み方や語順(使用言語未定)をご掲載ご希望とみなさせてください。もしくはメールにて(宛先:info@pv-u.org)、「寄付者名掲示希望」として、同様にお名前をお寄せください。ただし、掲示実施の可否と形態、使用言語などは、現地治安状況や安全管理上の配慮などにより判断しますのでご理解ください。

🌟 本掲載内容は、現地治安状況や内容の見直しなどにも応じ、随時、変更の可能性があります。

「アフガニスタン☆緑のピースアクション」への応援を!よろしくお願いいたします!

以上